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イギリスの商人であり、アレキサンドリアの創設者のひとりであるジョン・カーライルが1753年にポトマック河畔に建てた邸宅。カーライルは植民地のなかでも商才と名声ある富豪で、ワシントンとも交友があった。石造りの典型的なジョージアスタイルであったこの家は、当時の有名な建築のパターンブックにも描かれたほど。1755年にイギリスの将軍ブラドックがここに本部をおき、5人の植民地統治者とフランスやネイティブアメリカンとの戦略や資金について議論を戦わせた。
19世紀半ば、家は地方の家具製造業者の手に渡ったあと、ホテルや南北戦争時は病院としても使われたが、しだいに荒れていった。しかし1970年北バージニア地区公園公共事業機関が買収、改築後、かつての姿を取り戻した。