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アナポリスの象徴ともいうべき木造のドームで、小高い丘の上に建ち、町のどこからでもよく見える。1772年に工事が始まり完成は7年後の1779年。1784年1月、ここでパリ条約が批准されて正式にアメリカ合衆国が誕生した。また、1783年11月26日から1784年8月13日の約9ヵ月間、この建物では連合会議(独立前の代表者会議)が開かれるなど、国会議事堂としても利用されていた。だからここはアメリカ人にとってフィラデルフィアの“自由の鐘”に勝るとも劣らない重要な場所というわけだ。その期間アナポリスの町は合衆国の首都として機能していたことになる。
州議会の上院&下院会議室も議会のない日は見学できる。下院会議室House of Delegate Chamberは大理石の円柱が美しいイタリア・ルネッサンス・スタイル。ここが国会議事堂として使われていたときの旧上院会議室Old Senate Chamberも当時のまま保存されている。知事と副知事室は2階にある。
議事堂は毎日一般公開されている。受付でセルフガイド用のパンフレットをもらい、見学してみよう。釘を使っていないという美しい木製ドームをのぞいていこう。