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歴史と文化を中心に、テーマごとの展示で多様なアメリカを紹介する、たいへん人気の高い巨大博物館。テーマを年代順に追う展示は、アメリカの歩みと発展を理解してもらおうというスタイル。アメリカの裏も表も包み隠さず公開しているのが、この国らしい。
1604年に最初のイギリス人がジェームズタウンに入植して以来、400余年という比較的短い歴史のなかで、常に挑戦、戦い、創造、改良、前進を繰り返してきた。コミュニティ建設、産業発展、人種の融合といった光の部分を強調しながらも、反対の影の部分となる戦争や人種差別や奴隷制度といった点をも紹介している。収蔵品約180万点と500㎥近い文書をもち、それ自体が歴史のタイムカプセルともいえる。また、幅広い分野の豊富なコレクションゆえに、スミソニアン協会のなかでは、“アメリカの屋根裏部屋America’s Attic”とも呼ばれている。