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デトロイトの実業家フリーアCharles Lang Freerの寄贈したコレクションが核となり、1923年5月、スミソニアン初の美術館としてオープン。地中海から日本にまで及ぶ東洋美術と19世紀後半から20世紀前半のアメリカ美術を専門的に収集している美術館でもある。6000年もの幅をもつコレクションは約2万6000点。サックラー・ギャラリーと合わせた所蔵品のうち、実際に展示されているのはそのうちわずか10%だ。中国美術、アメリカ絵画とともに、国宝級の日本美術も展示されているから、ワシントンDCで日本美術の価値を見直してみるのも悪くない。また、テーマパーク並みの混雑となる国立自然史博物館などの大ミュージアムに比べ、規模は小さいものの、じっくり落ち着いて鑑賞できる雰囲気。美術に興味のある人には特におすすめできる美術館だ。なお、フリーアギャラリーはサックラー・ギャラリーと合わせて国立アジア美術館National Museum of Asian Artとされている。フリーアギャラリーのコレクションは門外不出だが、サックラー・ギャラリーには展示されることもある。