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スミソニアンのなかでも、肖像画美術館は異色のミュージアムだ。政治、社会、学問、演劇、音楽、スポーツ、軍事など多方面にわたって、アメリカの歴史を彩ってきたさまざまな有名人に出会うことができる。ここでは難しい知識は不要。「あっ、この人知っている!」「へぇー、この人はこんな顔をしていたのか」と単純に楽しむことができる美術館なのである。
アメリカ美術館と同居していることから、ふたつの美術館の見学者数は年間230万(2018年)にも達する。歴史的な建造物ではあるが、館内は明るく、大きさもほどよいので、ワシントニアンにも人気が高い。屋根のある中庭Courtyardはひと休みに最適で、無料のWi-Fiも利用できる。また、ツアーも行われているから、参加してそれぞれの人物にまつわるエピソードを教えてもらえば、いっそう理解が深まるだろう。