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ワシントンDCに美術館は数あれど、フィリップスコレクションは、個人が有するアメリカ最初の近・現代美術館として歴史的に大きな意味をもつ。2021年に開館100周年を迎えた美術館はマネ、ゴーギャン、ゴッホ、ドーミエ、ドガ、ブラック、ルノワール、セザンヌ、ピカソ、ボナール、クレー、マチスなど、19〜20世紀のフランス印象派とダヴ、オキーフらアメリカモダニズムの作品を中心に、約6000点を収蔵する。もともと、個人の邸宅だった所が美術館として公開されているので、アットホームな雰囲気のなかで、じっくりと絵画鑑賞をすることができる。企画展にも意欲的で、レクチャーやツアー、音楽会なども行われるから、機会があればぜひ参加してみたい。
美術館の必見の作品はルノワールの『舟遊びの昼食』。美術全集にもよく登場する作品だから、しっかり見ておきたい。