アメリカ海軍国立博物館

更新日
2024年2月26日
公開日
2023年7月4日
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DCの海軍工廠内(ネイビーヤードNavy Yard)にある、独立戦争から現在までの平和時、および戦争時におけるアメリカ海軍の役割と活動、その成果を、広く国民に知ってもらうための博物館。昔は大砲を製造する工場があった敷地に建つ。見学は土曜のみで、入場には申請と承認が必要。新しい博物館の計画もあるが、まだ未着工の段階だ。
博物館では3世紀に及ぶアメリカ海軍の歴史の流れを通観することができる。展示物は軍艦模型、武器、制服、各種用具類、書類、勲章、絵画類などで、独立戦争、米墨戦争、南北戦争、米西戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦、ベトナム戦争、東西冷戦、湾岸戦争の各セクションに分けて展示されている。第2次世界大戦のコーナーには日本の神風特攻隊の“桜花”の練習機も展示され、簡素な作りが当時の日本の国力を物語っているよう。
平和時の活動として、深海探査、海軍出身の宇宙飛行士の活動、海洋電子装置の発達の歴史、海洋航海術、極地探検などの展示物がある。船の模型も多数あり、アメリカ海軍のフリゲート艦コンスティテューション号の巨大な模型や、アメリカ、イギリスの提携のセクションにある18世紀の大砲120門装備の軍艦の断面モデルなどは、テーブル、椅子、地図、重り、大砲の弾丸まで精密に作られている。また、潜水艦の操縦席が再現され、実際に触れて潜水艦の技術を知ることもできる。

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