ベーブ・ルースの生家と博物館

更新日
2023年7月4日
公開日
2023年7月4日
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“ベーブ・ルース”が、ボルチモア出身だということを知っているだろうか?1895年ジョージ・H・ルースGeorge H. Ruth(後のベーブ・ルース)はボルチモア西のカムデンに生まれ、メジャーリーグのホームラン王として記録を次々と塗り替え、弱小ヤンキースを強豪に変えた大打者。型破りのヒーローとしてアメリカ中の人気をさらい、その伝説は今もなお語り継がれている。
その国民的ヒーローの生家がボルチモア・オリオールズの本拠地であるカムデンヤードから歩いてわずかの所にあり、日米の野球ファンにとって聖地のひとつになっている。そこにはベーブ・ルースの生いたちとプライベートをつづる写真、肖像画、セントメリー校時代のミットやバット、現役時代愛用したユニホームとバットなど、思い出の品が展示されているが、なかでも目玉は、1927年60本のホームラン記録を達成したときに愛用していたバット。ルースが生涯に打った714本のホームランをどのピッチャーからどの球場で打ったのかも1本ずつ記録されている。ほかにもシアターでは1918年のワールドシリーズの中継やルースの素顔などを見ることもできる。
建物の2階にはルースが少年期を過ごした19世紀後期の家具が置かれ、1895年2月6日ルースが生まれたときの部屋が再現されている。意外なほど小さい家だが、熱心に見入るファンが後を絶たない。ボルチモアに来た日本人は必ず寄る所でもある。

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