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フォックス氷河ビレッジは、フランツ・ジョセフ氷河ビレッジから南西へ約25km離れた所にある。地名は1869〜72年までニュージーランドの首相を務めたウィリアム・フォックスWilliam Fox卿の名にちなんで付けられたものだ。
フォックス氷河のベースタウンはフランツ・ジョセフのそれよりさらに小さく、人口は約280人。町並みは“街道筋の集落”といった趣で質素な雰囲気。
ビレッジの中心にあり長距離バスの発着所を兼ねているのが、フォックス・グレイシャー・ガイディングFox Glacier Guiding、フォックス氷河の主要なアクティビティを取り扱っている。その他のヘリコプター会社など観光関係のオフィスやレストラン、宿泊施設も、同じ通りに集まっている。フォックス氷河ビレッジに観光案内所やスーパーはないので、情報収集や買い出しはフランツ・ジョセフで行うのがおすすめ。食料品や日用品を扱う商店はフォックス・グレイシャー・ガイディングの向かいにある。
フォックス・グレイシャー・サウス・サイド・ウオーク Fox Glacier South Side Walk
(往復約6.4km、所要約2時間)
フォックス川に架かる橋を過ぎた先にある駐車場から氷河の末端部へ続く森林道を、氷河のビューポイントまで歩くコース。マウンテンバイクでもアクセス可能。近年は温暖化の影響で末端部付近では氷河崩落の危険があるため、氷河上を歩くことは禁止されている。氷河上を歩くにはヘリハイクなどへの参加が必須。グレイシャー・バレー・エコツアーズGlacier Valley Eco Toursがガイドツアーを催行している。所要時間は約3時間30分。
モレーン・ウオーク Moraine Walk
(往復約4km、所要約1時間30分)
フォックス・グレイシャー・サウス・サイド・ウオークからアクセスするショートコース。ただしマウンテンバイクでの通行は不可。古いモレーンに植物が茂り、森となっていく様が観察できる。
マセソン湖 Lake Matheson
(約4.4km、1周約1時間30分)
トラックの入口は町から西へ約6km。そこから静かな湖を一周できる。見どころは何といっても湖面に映るサザンアルプスの山並みで、ぜひ晴れた日を狙って行きたいもの。また、湖から見る夕日の風景も美しい。ただしその場合、帰りは暗い道を歩くことになるので注意が必要だ。