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14〜15世紀、ここディジョンがブルゴーニュ公国の首都だった頃の面影を残す宮殿。17世紀に、ヴェルサイユ宮殿を設計したマンサールによって改築された。宮殿正面のリベラシオン広場もマンサールの設計で、フランスで最も美しい広場のひとつとされる。
現在この宮殿の左翼は市庁舎、右翼はディジョン美術館 Musée des Beaux-Arts de Dijonとなっている。美術館のコレクションは古代エジプトから近・現代と幅広いが、何といっても見応えがあるのがブルゴーニュ公国時代の作品群。特にブルゴーニュ大公の墓と喪服の人物群像は必見だ。
中央にそびえる高さ46mのフィリップ善良公の塔 Tour Philippe le Bonからは、ディジョンの町が一望できる。頂上までの316段の階段はかなりきついが、眺めは抜群。旧市街の家々の屋根が、ブルゴーニュらしい景観を見せている。
所要45分のガイド付きツアー(仏・英語)でのみ見学可。観光案内所またはウェブサイトで要予約。