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13世紀の修道院を改修した美術館。以前は中世末期からルネッサンス期の絵画や彫刻を中心に展示していたが、2016年に増築工事を行い全面リニューアル。モネ、ピカソなど20世紀の作品展示スペースや、コルマール出身の画家マルティン・ショーンガウアーの展示室が新たに加わった。コレクションのなかで最も有名なのは、グリューネヴァルト作『イーゼンハイム祭壇画 Retable Issenheim』だ。コルマールの南約20kmに位置する町、イーゼンハイムの礼拝堂に飾られていた観音開きの祭壇画で、絵の描かれたパネルが分解展示されている。受胎告知からキリストの誕生、悲惨のかぎりに描ききった磔刑図、そして栄光に満ちた復活の図まで、込められた意味を読み解くには、日本語のオーディオガイドが役に立つ。