男子修道院(カン)

更新日
2023年8月23日
公開日
2023年8月23日
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ウィリアム征服王は、遠縁に当たるマチルダと婚姻を結び、親族結婚に厳しかった当時の法王レオ9世によって破門された。その怒りを解くために建てたのがこの男子修道院だ。1063年創設。内部にはウィリアム征服王の墓がある。
一時ナポレオン1世によって学校に変えられたこともあるが、現在は市庁舎として使われている。隣に建つのは、やはりウィリアムが建てたサンテティエンヌ教会 Eglise St-Etienne。1066年、修道院に付属するロマネスク様式の教会として建設が始まったが、13世紀にゴシック様式を取り入れた形で完成した。2本の塔をもち、正面に彫刻がなく、いたってシンプル。これが後に華やかなゴシックの大聖堂のモデルとなる。

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