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ピレネー山脈が背後に迫るフランス南西部。夏は避暑、冬はスキーと1年をとおして観光客を集めている。同じピレネーの麓でも地中海に近づくにつれ趣は変わり、地中海岸沿いの地域では、まぶしい太陽の下、どこまでもブドウ畑が続き、フランスきってのワイン生産地であることを伝えている。内陸部はトリュフやフォワグラを楽しめる美食の地として知られる。緑の大地を流れる川、中世そのままのひなびた村々など、フランスで最も美しい田舎の風景と出合える地方でもある。
[気候]
夏は日差しが強く、乾燥した日が多い。特に内陸部ではかなり暑くなる。冬は、山岳部では降雪が見られ、スキーリゾートとなる。春、秋がベストシーズン。
[特色]
かつてスペイン領であった地域も含んでいるため、スペインとフランス、ふたつの文化が融合した独特の地方色が見られる。中世の遺構が数多く残っている。
[周遊のヒント]
南西フランスの中心都市で国際空港もあるトゥールーズを起点にすると便利。小さいが魅力的な村が点在しており、列車とバス、レンタカーをうまく組み合わせてプランを立てたい。
3・4月
ラ・サンシュ(聖血)行列(ペルピニャン/聖金曜日3月29日'24):聖遺物やキリスト像を大聖堂まで運ぶスペイン色の濃い宗教行事
6月
国際ダンス・フェスティバル(モンペリエ/下旬〜7月上旬):コンテンポラリーダンスの祭典
7月
フェスティバル・ド・カルカソンヌ(カルカソンヌ/上旬〜下旬):野外オペラ、演劇を中心としたフェスティバル
パブロ・カザルス音楽祭(サン・ミッシェル・ド・キュクサ、プラド/下旬〜8月中旬):世界的に有名な室内楽のフェスティバル
9月
ジャコバン・ピアノ・フェスティバル(トゥールーズ/上旬〜下旬):ジャコバン修道院でのピアノリサイタル
ボリュームたっぷりの南西料理を味わえるのがこの地方。陽光をたっぷり受けたワインと合わせて楽しみたい。内陸部では、トリュフ、フォワグラをはじめとする美食の数々が待っている。