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3世紀にトゥールーズにキリスト教を広め、偶像崇拝を拒んで殉教した聖セルナンに奉献されている。11世紀にサンティアゴ・デ・コンポステーラへの街道上の重要な巡礼地となり、大勢の巡礼者を迎え入れるための巨大な内部空間をもつ聖堂が建設された。奥行きが約150mあり、現存するロマネスク教会としてはフランスで最も大きい。
ミエジュヴィル門 Port Miègevilleと呼ばれる南側入口のタンパンを飾る彫刻は12世紀初めのもの。人物の動きに、南西フランスのロマネスク彫刻の特徴がよく現れている。