キーワードで検索
トゥールーズには、「黄金のブルー」と呼ばれる植物、パステルの交易で富を得た16世紀の豪商の館がいくつも残っているが、アセザ館もそのひとつ。現在はバンベルク財団が運営する美術館になっている。
2階は16〜18世紀のブルジョワの館そのままの豪華なインテリアのなかに、ヴェネツィア派(ティントレット、ヴェロネーゼ)、クルーエ、クラーナハらの絵画が、まるで部屋の装飾の一部のように飾られている。3階では一転して近代的な空間に、印象派、新印象派、フォーヴィスムなど近代の作品を展示。なかでも、ボナールの35点のコレクションは見応えがある。