カマルグ湿原地帯

更新日
2023年8月25日
公開日
2023年8月25日
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アルルと地中海に挟まれた一帯は、広大なカマルグ湿原地帯だ。自然保護地域に指定され、野生の馬や野鳥、フラミンゴなどが生息している。ヨーロッパにおける自然の聖域ともいえる所で、科学者や調査の目的をもった人でなければ、立ち入ることはできない。でも、観光客が外側からバードウオッチングできるように、ハイキングコースが設けられている。
カマルグの白馬は海の泡から生まれたと言い伝えられている。草をはむ黒い牛とのコントラストも美しい。何よりも、ここには平和でのどかな風景がある。

カマルグ湿原地帯の歩き方

カマルグ観光は、アルルかサント・マリー・ド・ラ・メールが起点になる。アルルを朝出発して1日カマルグのハイキングコースをのんびり歩き、夕方のバスで戻ることも可能だ。もしカマルグの大自然にたっぷり浸りたいのなら、湿原周辺の宿に泊まるといい。牧場や乗馬センターを備えたホテルもあり、カマルグ産の白馬での乗馬体験もかなえてくれる。湿原から1kmほどのサント・マリー・ド・ラ・メールに宿を取るのも一案。サント・マリー・ド・ラ・メールにはレンタサイクルもあるので、野鳥の声を聞きながらサイクリングを楽しむこともできる。ジープに乗って湿原を疾走するガイド付きツアーもある。
アルル〜サント・マリー間を走るバスは、もちろんカマルグ湿原の真っただ中を行くわけだが、残念ながらこのバスからは何も見えない。この路線を途中下車して、馬を借りるのもいいだろう。「Promenade à cheval」の看板が目印だ。
遮る木々がまったくない所もあるので、夏は日焼け、虫よけ対策も必要だ。飲料水も十分に用意して出かけよう。

カマルグ湿原地帯へのアクセス

自転車でのアクセス
サント・マリー・ド・ラ・メールを起点に自転車やサファリツアーなどで。

写真

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