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パリのエッフェル塔の設計者として知られるギュスターヴ・エッフェルはもともと橋梁技師で、フランスには彼が造った橋がいくつかある。なかでも代表作として名高いのが、トリュイエール渓谷に架かる鉄橋、「ガラビ橋Viaduc de Garabit」だ。1880年から1884年にかけて造られたもので、高さ122m、長さは564.69m。鮮やかな赤で塗装され、深い谷にエレガントなアーチを描いている。エッフェルは、機能性と美観を併せもったこの橋の成功で認められ、このときの経験を生かして1889年にエッフェル塔を完成させた。夜にはライトアップされ、昼とは違った美しい姿を見せている。