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ワンガヌイの町をゆったりと流れる全長約290km、国内第3位の長さを有するファンガヌイ川は、古くから内陸への重要な輸送ルートであり、マオリの人々もカヌーで行き来した川だ。ヨーロッパ人入植後も重要な水路として機能し続け、19世紀末には外輪の蒸気船が通るようになった。1900年代には「ニュージーランドのライン川」と呼ばれていたという。1908年にオークランドとウェリントン間に定期列車が運行を開始。当初は水上交通もさらに活発になったが、その後、鉄道や道路網が整備されるにともなって、水上輸送はしだいに下火になり、行き交っていた蒸気船も1950年代後半には姿を消した。
ファンガヌイ川でのリバークルーズも人気。クルーズ会社はいくつかあり、いずれも一定の人数が集まったときにのみ実施。前日までに観光案内所アイサイトなどで申し込んでおくといい。