キーワードで検索
1998年に完成した、ニュージーランドで唯一の国立博物館は、ウェリントンの文化的見どころとして見逃せない。6階からなる館内は、地理や歴史、マオリの文化など、フロアごとにテーマが異なる。展示内容も非常に充実していて大人から子供まで楽しめるので、半日以上かけてゆっくりと見てもよいだろう。
特に注目したいのが、2階にある「Te Taiao / Nature」。約1400㎡の空間に「Unique NZ」「Active Land」「Nest」「Guardians」の4つのコーナーが集まる。展示数は約1200点。かつてニュージーランドに生息していた鳥類最大種ジャイアントモアの卵をはじめ、ダイオウホウヅキイカの標本展示、地震の疑似体験ができるアトラクションの「The Earthquake House」など、見どころが多い。
マオリ文化の展示は、4階の「Mana Whenua」。現代風マオリ彫刻が施されたマラエは一見の価値ありだ。また、4・5階のアートギャラリー「Toi Art」ではさまざまな企画展を実施している。そのほか、施設内では洗練された雰囲気のカフェや港の見えるレストランなども利用できる。入口の左側にあるミュージアムショップはセンスのいいおみやげを探すのにおすすめだ。