カワイハエ/カパアウ/ハヴィ

更新日
2023年10月1日
公開日
2023年10月1日
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復元された史跡巡りを楽しめる

19号線から270号線に入ったカワイハエには、ハワイで復元されたヘイアウのなかでも最大規模のプウコホラ・ヘイアウがある。さらに270号線を北上すると、海側にラパカヒ州立歴史公園がある。古代ハワイの漁村を復元したものだ。前述のプウコホラ・ヘイアウが王族や司祭など高貴な人々の神殿であるのに対し、こちらは働く人々の遺産であるといえる。さらに北上すると、ハワイ島最北端の町、ハヴィに出る。なお、ハヴィの東隣は、カメハメハ大王の生誕地として知られるカパアウの町だ。ハワイに3体あるうちのオリジナルのカメハメハ大王像が立っていることでも有名だ。

偉大なる王“カメハメハ・ザ・グレート”

1782年にハワイ島北西部の王となったカメハメハは、「プウコホラの地に巨大な神殿を建立すればハワイ全島を掌握できる」というお告げを受けた。神殿を造った1791年の4年後、マウイ、ラナイ、モロカイ、オアフの各島を制圧し、ハワイ王朝が設立されることになる。ハワイ近代史のターニングポイントとなった遺跡といえよう。ハヴィの町は、かつては製糖産業で栄えたことのある小さな集落。ここもまた多くの日系移民がサトウキビ畑で過酷な労働に従事したこともあり、町なかには日本名の店を見つけることができる。現在ではプランテーション時代の建物を利用したショップやカフェがあり観光客も訪れる。

写真

  • 1928年に復元されたプウコホラ・ヘイアウ
  • 古代ハワイアンの生活ぶりを知ることができるラパカヒ州立歴史公園
  • カパアウの町に来たらぜひ記念撮影をしたいカメハメハ大王像
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