ウルン・ダヌ・バトゥール寺院

更新日
2023年10月31日
公開日
2023年10月31日
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バトゥール村のほぼ真ん中、バトゥール山のカルデラを見下ろす巨大な寺院で、バトゥール湖の守護神デウィ・ウルン・ダヌDewi Ulun Danuを祀っている。ウルン・ダヌとは「湖の先」を意味しており、この名からもわかるように、この寺院はかつてカルデラの中、バトゥール湖畔の北端(ソンガン村)に建っていた。
1917年、バトゥール山は突然の大噴火を起こす。流れ出した溶岩流は当時バトゥール湖北東端にあったバトゥール村へ迫ってきた。しかし、溶岩流は奇跡的にも、ウルン・ダヌ寺院の手前でピタリと止まった。村人はこのことを、同じ場所にとどまって住むよう神が告げたものだと解釈し、村の復興に努めたのだった。ところが、1926年、再びバトゥール山は大噴火を起こした。このときは神の加護を得られず、村は溶岩流にのみ込まれ、かろうじて高台にあったウルン・ダヌ寺院の社だけが残された。村人は二度と同じ目に遭わないよう、村を外輪山上に移し、そこに新しく村を造ったのだ。これが今のバトゥール村で、移された社をもとに、巨大なウルン・ダヌ・バトゥール寺院を再建した。

サロンは事前に用意しよう

バリ寺院の境内に入るにはサロン(腰巻布)とスレンダン(帯)の着用が求められる。ほとんどの寺院では心付け程度の金額でレンタルできるが、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院では注意が必要。チケット売り場の前でおばちゃんが法外な値段でレンタルや購入をふっかけてくる。根気強く交渉すれば値段も下がるが、寺院訪問前に安物を購入しておくと便利だ。

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