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タンパシリンとはプタヌ川を挟んだ対岸に位置するのがスバトゥだ。テガララン同様、フルーツカービングなど木彫り工芸の盛んな村として知られている。
この村には小型ティルタ・ウンプルとでも呼べるような聖なる泉をもつ、グヌン・カウィ・スバトゥ寺院がある。魚の泳ぐ美しい泉の脇には今も使われている沐浴場があり、朝夕は大勢の人でにぎわう。まだ観光客も少ないせいか、沐浴する人々の姿は実に素朴。泉の脇で洗濯するおばさん、女性用、男性用の隣り合った沐浴場を行き来する子供たち、好きな女の子の沐浴姿をこっそりのぞこうとする男の子など、のどかな沐浴姿に接することができる。
スバトゥ村の渓谷に湧き出す滝は、スピリチュアル系ツーリストに人気の沐浴スポット。浄化力がとても高いとされ、儀礼に訪れる人々でにぎわっている。グヌン・カウィ・スバトゥ寺院から徒歩5分ほどで滝の入口に到着。さらにうっそうとした森の小道を下れば、祭壇の先に浄化の滝が現れる。バリ式作法で祈りを捧げてから滝の下へ。頭上から鮮烈な衝撃を受けて心と体がスッキリ浄化される。