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タンパシリンの北外れにある聖なる泉の湧く寺院。毎年4番目の満月にあたる夜、タンパシリン近郊のマヌカヤ村から、1000年以上もの間、祀られている聖なる石碑をこの泉に持ち込み、洗うという習慣がある。聖なる石に刻まれた碑文によると、泉が発見されたのは962年といわれている。また、ガルンガンの日には、泉を使って聖獣バロンの仮面を清める儀式も行われる。伝説によれば魔王マヤ・ダナワと戦ったインドラ神が、大地を杖でたたき不老不死の水アメルタを湧き出させた場所とされている。
寺院の外側には聖なる泉を引いた沐浴場があり、祭礼時や満月・新月には沐浴する人々の車で周囲の道路が渋滞する。近年は神秘的なムルカッ体験を目玉にするスピリチュアルツアーも増えている。