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ジンバランから約10km、バドゥン半島の南西の外れにある寺院。ウルワツとは「岬」という意味で、その名が示すようにインド洋の荒波が打ち寄せる70mもの絶壁の上にある。言い伝えでは10世紀に高僧ウンプ・クトゥランEmpu Kuturanによって建立され、16世紀に高僧ニラルタがこの寺院を訪れてパドマサナ(最高神を祀る3層のメル)を増築したといわれており、現在もバリ島の最も由緒ある寺院のひとつだ。建物はサンゴ性石灰岩で造られており、チャンディ・ブンタルやチャンディ・クルンにはガネーシャ神やカレ(魔神)の顔、不死鳥など見事な石彫りが見られる。
その雄大なロケーションから、夕日の観賞スポットとしても人気が高い。夕日の時間帯は18:00〜18:30の間で、ベストシーズンは7〜9月。また周辺のスルバン・ビーチPantai Sulubanは、世界的なサーフポイントとして有名だ。特に乾季は多くのサーファーでにぎわい、サーフィンの国際大会も開かれている。
バリで最も由緒ある寺院のひとつ
断崖絶壁に建つ聖なる寺院。ジャワからバリ島行脚に訪れた高僧ニラルタが、ここから空へ飛び立っていったという言い伝えも残る。