タナロット寺院

更新日
2023年11月1日
公開日
2023年11月1日
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海の中に船のように浮かぶ岩、岩の上に建つ寺院、そして寺院そのものをシルエットにして沈む南国の太陽……。タナロット寺院はバリを代表する『被写体』として観光客に知られている。落日の頃、参拝客はもちろん、大勢の観光客が対岸の高台からタナロット寺院のはるか向こうに沈む夕日を見ようと訪れる。打ち寄せる波の音、茜色に染まる空、黒々と浮かび上がるメル……。静謐な時間のなかで祈りをささげ、神の降臨を望む。そんな気持ちが体の奥底から湧き上がってくるはずだ。
近年インド洋の荒波により、寺院の台座部分が浸食されていた問題も、日本政府の開発援助により岩盤が補強された。

海に浮かぶ大きな岩の上に建つ神秘的な寺院。インド洋に日が沈むサンセットタイムは、ここでしか体験できない神々しさに満ちている。

タナロット寺院の歩き方

夕暮れ時に訪れたい

タナロット寺院の見学は夕景がベスト。遅くとも17時くらいには着くようにし、ゆっくりと寺院の景観を味わいながら夕日を待つといい。
陸と岩島の間は、干潮時には陸とつながってしまう。寺院入口まで行くことはできるが、原則として異教徒は岩の上(寺院内)に登ることはできない。海岸の岩肌にはいくつもの穴があり、ウミヘビがすんでいる。

タナロット寺院のおもな見どころ

幻想的な夕景は一生の思い出になる

海の神が祀られている寺院の歴史は古い。16世紀にジャワから渡ってきた高僧ニラルタがこの地を訪れ、景観の美しさに目を奪われた。そして「これぞ神々が降臨するにふさわしい場所」と村人に寺院の建立を強くすすめたという。満潮時には孤島と化す寺院の姿を見れば、“神に選ばれた土地” だと誰もが実感できるだろう。
旅行者には「世界で一番美しい夕景スポット」として知られている。水平線に太陽が沈むのは18:00~18:30頃なので、夕日観賞には1時間前に着いておきたい。寺院を見下ろす高台には展望カフェも点在しているので、早めに眺望のいい席を確保しよう。シャッターチャンスは日没時だが、太陽が沈んでから、もう一度空が赤く色づく時間帯もいい。

タナロット寺院へのアクセス

ツアーやチャーター車の利用が 干潮時には浜辺から寺院まで歩いて行ける一般的。空港からエアポートタクシーで1時間(定額運賃はRp.50万)。
タナロット寺院に立ち寄る現地発ツアーも多い。

写真

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