アルマ ミュージアム

更新日
2023年11月2日
公開日
2023年11月2日
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ウブド南部プンゴセカンの田園の中に造られた、バリの芸能・芸術に関する総合コンプレックス。プリアタンでギャラリーを営むバリ有数の絵画収集家アグン・ライ氏のプライベートコレクションを中心に、インドネシア人やバリに深くかかわった外国人の絵画が並んでいる。広々とした敷地内には巨大なバリ建築の建物がふたつあり、北館(Bale Daja)でバリ絵画をスタイル別に展示し、もうひとつの西館(Bale Dauh)で、インドネシア各地や海外からの画家の作品を展示している。特に見逃せない作品は西館にあるラデン・サレーRaden Saleh作「ジャワの貴族と妻の肖像Regent of Magelang and His Wife」(1837年)だ。シンガポールのオークションで280万ドルもの値がつけられたこともあるという、縦192cm×横126.5cmの大作で、この美術館のシンボル的作品だ。また、近代バリ絵画の祖ウォルター・シュピースWalter Spies作の「チャロナランCalonarang」(1930年)など歴史的な名画も多い。北館は1階にプンゴセカンやウブド・スタイルを、2階にバトゥアン・スタイルの作品を展示しており、グスティ・ニョマン・レンパッドGusti Nyoman Lempadの「踊りの練習Dance Lesson」(1950年)など各時代の秀作が揃っている。

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