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自らを「バリのダリ」と名乗っていた、画家アントニオ・ブランコの居住地に建てられた美術館。ウブドからチャンプアンに向かい、橋を渡った左側、坂の上に建つ、美しく刈り込まれた庭園に面して巨大な展示パビリオンやアトリエが並んでいる。圧倒的な存在感を放つパビリオンには、バリ人の妻ロンジをモデルにした絵をはじめ、彼の代表作が300点ほど展示されている。独特の色使い、魅せるようなエロティシズム、そして額を含めた絵がひとつの作品というとおり、彼が自らデザインした額縁など、どれもじっくり鑑賞してみたい。アントニオ・ブランコは1999年末に死去したが、アトリエは生前使用していたときのまま保存してある。