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絵画収集家として有名なネカ氏が所蔵していた、バリ絵画の名作を展示した美術館。テーマ別に6つの展示館で構成されている。第1展示館では伝統的なバリ絵画が、カマサン、推移期、ウブド、バトゥアンの4スタイルに分けて展示されている。マハーバーラタの場面を描いた古典期カマサン・スタイルの代表作「アビマニュの死Death of Abimanyu」(作者不明)などで、バリ絵画の歴史を俯瞰できる。
第2展示館は、オランダ出身のアリー・スミットAlie Smitの作品を2階に展示。バリ島の風景をモチーフにしたスミットのコレクションは圧巻だ。1階にはスミットに影響を受けたヤング・アーティスト・スタイルの画家たちの作品を展示している。
第6展示館は1階に芸術表彰を受けたインドネシア人画家の作品、2階にバリに住んだ外国人画家の作品を展示している。特にルドルフ・ボネRudolf Bonetの「アルジュナ・ウィワアArdjuna Wiwaha」や「ふたりの少女Two Girls」は絶対に見逃したくない名作。そのほか、世界的にも評価が高いアントニオ・ブランコAntonio Blanco、ホフカーW.G.Hofker、セオ・メイヤーTheo Meierの作品も展示されている。