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ガルンガンは善ダルマが悪アドハルマに勝利したことを象徴する日で、日本のお盆のように祖先の霊がこの世に戻ってくる日とされている。この日は高い竹の棒にヤシの葉や花などで飾りつけをしたペンジョールを、家の門の右側に上げて目立たせる。日本の七夕に似た光景だ。この日、バリ人はとっておきの衣装を着、祖先の霊を迎えるため寺に詣でる。朝、町でお参りに行く人たちの行列を見ることが多い。また悪霊を鎮めるためバロン・ランドゥンを寺院から出して練り歩かせる村もある。なおこの日を含む数日間は、官公庁や博物館などは休みになり、個人経営のショップやレストランなどもほとんどがクローズする。
ガルンガン翌日はマニス・ガルンガンManis Galunganという日で、親戚、友達や隣近所の人の家を訪ね合うのが習わしだ。
クニンガンはこの世にやってきていた祖先の霊を送り出す日。ガルンガンの10日後に行われ、この日をもって祖先の霊に対する祭りは終了する。なお、クニンとは黄色を意味する言葉で、この日、各家庭では黄色く色づけされたご飯(ナシクニン)が供される。
ガルンガン&クニンガンはウク暦に基づいて行われ、210日に1回巡ってくる。2023年は、ガルンガンが1月4日と8月2日、クニンガンが1月14日と8月12日に行われた。
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