キーワードで検索
ビクトリア女王在位50年を記念して建てられたドームを有する白亜の建物が国立博物館だ。体験型のデジタルアート「ストーリー・オブ・ザ・フォレスト」は幻想の世界に浸れる注目の展示。1階の「シンガポールヒストリーギャラリー」を見れば、この国がもっと身近になるはず。進化した博物館を楽しもう。
2階のドーム型のガラスロタンダに設置された、日本のデジタルアート制作集団、チームラボによる常設展。館内の展示品である19世紀初頭の動植物画「ウィリアム・ファーカー・コレクション※」が題材。シンガポールの自然界をデジタルアートで体験できるというものだ。観賞者の数や立ち位置で次々自然が変化し、幻想的で神秘に満ちた世界にはまり込んでしまう。
※:ラッフルズ統治下、駐在官だったウィリアム・ファーカーがマレーシアやシンガポールの動植物を中国人画家に記録させた477点の貴重な資料
メインの展示室。歴史と文化を、時代やテーマに沿って紹介している。
シンガポール川河口に存在した石碑の破片。1843年にイギリス人が港建設のため爆破し、残った唯一の破片がこれ。石碑には古代の文字でこの地の歴史が記されていたとされるが、判読不能で謎に包まれたまま。
1階にあるカフェは鑑賞後の余韻に浸るのにぴったり。室内のほか、館内のオープンスペースにもテーブル席が並び、雰囲気もよくてゆっくりできる。ローカルフードのメニューも。