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メルボルンに今だけオープン!フレンチの元有名シェフが手がけるポップアップレストラン

逗子 マリナ

逗子 マリナ

マレーシア特派員

更新日
2015年11月11日
公開日
2015年11月11日
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おしゃれで人気なセント・キルダ(St.Kilda)に、フランスのミシュラン三ツ星レストランのポール・ボギューズ(Paul Bocuse)の元シェフとして名を馳せたPhilippe Mouchel氏のポップ・アップ・レストランがひっそりとオープンしていました。

ポップ・アップ・レストランとは、予告もなくいきなり出現するレストランという意味で、不定期オープンだったり、定点で店舗を持たない実験的な展開だったりします。ここ数年、欧米で見聞きすることが多くなったレストランの形態でもあります。

トラムの走る大通り、セント・キルダ・ロード(St.Kilda Road)の側道沿いに並ぶカフェ。おしゃれで趣向を凝らした店が多い中、意外にもシンプルな外観のデジャ・ヴ(Deja Vue)が噂のレストランです。今回はランチタイムに訪れてみました。

ランチのスタートは12:00から。それ以前にはレストラン席には入れませんが、カフェ席でコーヒーを飲むことができます。通りに面した席で行き交う人などを眺めながら、ゆったりとした時間が流れます。

12時に近くになるとレストラン席に案内されます。店内のインテリアなどは、とても期間限定とは思えないほど凝っています。

まずはワインリストから。そして本日のメニューについてスタッフがざっと説明をしてくれます。

コースとアラカルトとありますが、今回は前菜、主菜、デザートからなる3コースをオーダーしました。

前菜は3種類。本日のスープやフェンネルのサラダ、チキンのレバーペーストなどがあります。この日はアスパラガスの温かいスープでした。

主菜はシーフード、チキンから選べるのですが、実はチキンが美味しいと言われているので、オーブン焼きのチキン(Rotissoire chicken)にしました。全体的に料理はシンプルですが添えられたソースと野菜などのマリアージュはさすが名店のフレンチといった印象。

食器などもカジュアルな雰囲気の内観とマッチしておりバランスなどもしっかりと計算されているのはさすがです。

コースのデザートはアイスクリームかクリームブリュレ2種類ですが、テイクアウトの惣菜などがディスプレイされたショーケースには、ケーキも何種類かありました。

カジュアルさを押し出しながらも、手抜きはしていない。フレンチというと、ドレスコード、ワインやコースなどの選定などもあり、ちょっと気張りがち。でもポップ・アップ・レストランで気軽に楽しめるようにしたのはさすがといった印象でした。

かつてメルボルンでも食通をうならせた名シェフがプロデュースする最新レストラン。webサイトはあるものの目立ったプロモーションなどはしていない様子。でもいつクローズ(close)するかわからないから急いで行かなくちゃと食に関心が高い人々の間で口コミで広がっているようです。

【データ】

デジャ・ヴ(Deja Vue)

住所:401 St Kilda Road,Melbourne, Vic 3004

電話:03 9866 8055

営業時間:月〜金: 7am – 10pm,土: 8am – 10pm,日: 8am – 3pm

Web:http://dejavue.com.au

※期間限定とのことで、いつ閉店になるかは不明。

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