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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年最初の話題は、フランスの航空券事情からお伝えしたいと思います。欧州における格安航空券といえば、ライアンエアーやイージージェットなどのローコストキャリア(LCC)が、その代名詞となってきました。しかし今月7日から、エールフランスが対抗策として低運賃の航空券「MiNi」の販売をはじめました。
この運賃はオルリー空港とニース、トゥールーズなど、58の目的地を結ぶフライトで適用されます。そのうち40の航路は、最も安い価格で49ユーロ(諸税込み)から。その他の航路(マルセイユ・マラケシュ間など)は、79ユーロ(諸税込み)からの価格設定だそうです。
機内では通常のエコノミークラスと同じサービスが提供されるそうですが、預け荷物には15ユーロの追加料金がかかり、座席指定やマイルの積算はされません。実際LCCを使ってみると確かに安いのですが、サービスやすぐに追加料金がかかるなど、結局高くつく場合も多々あります。
エールフランスなどナショナルフラッグが、LCC並の運賃を提供する機会が増えれば、顧客はそちらに流れる可能性も。日本でも同様にANAが、LCCのPeach(ピーチ)を運行させましたが、フランスでもいよいよ既存の大手がLCC対策を本格化させそうです。