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カンボジアの旅行会社・代理店のお話

西村 清志郎

西村 清志郎

カンボジア特派員

更新日
2014年10月22日
公開日
2014年10月22日
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こんにちは。シェムリアップの案内人・西村です。

本日はいつもと雰囲気が違うお話を一つ。

実は数日前に、ビューンと一通のメールが観光協会から届きました、ほほーと改めて気になることがあったので、こちらでもご紹介したいと思います。

日本でも、旅行業法があり、法令・約款などがあるのですが、カンボジアにも一応あるのです。

で、今回連絡があったのが、2011年4月の法令から、3年以上が経ち、そろそろ保証金などを変えましょうという事でした。

それがこちら。

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【カンボジアの旅行会社の方向けお知らせ】

-ツーリズムライセンスの発行要領-

ツアーオペレーターと旅行代理店が観光局からのライセンスを発行するための新しい方針が2014年10月13日に決まりました。(2011年4月の旅行業法より改訂)

第1章 第4条

A.TO/TAは3カテゴリーに分かれています:

1) インバウンドツアーオペレーター

2) アウトバウンドツアーオペレーター

3) 国内ツアーオペレーター

B. 観光ライセンスには4つのカテゴリーがあります。

1) アウトバウンドツアーオペレーター

2) インバウンドツアーオペレーター

3) 国内ツアーオペレーター

4) 旅行代理店

第4章第18条 ライセンス取得に必要な保証金額

アウトバウンドツアーオペレーター USD 20,000

インバウンドツアーオペレーター USD 10,000

旅行代理店 USD 5,000

国内ツアーオペレーター USD 2,000

備考:アウトバウンドツアーオペレーターであれば、その預金USD20,000内で、4つのライセンスをうすべてカバーしたビジネスを行えます。

【詳細】

1.観光ライセンスは必須となり必ずIDを取得、保持すること。

2.オンライン旅行業者でも所持は必須となります。

3.保証金入金はどこの銀行でも可能。

4.利益ゼロ、もしくはマイナスとなるパッケージ旅行を受けてはならない。(ツアーの品質を保つため)

5.観光ライセンス料は、銀行で支払えます。

6.イベント会社も同様にライセンスを所持する必要があります。

【補足】

7.ライセンスは3年間有効

8.今回の決定は、2011年4月の旅行業法より改訂されるものです。

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【補足」

2019年6月現在、料金は過去のものと同じとなっています。

第4章第18条 ライセンス取得に必要な保証金額

アウトバウンドツアーオペレーター USD 7,000

インバウンドツアーオペレーター USD 5,000

旅行代理店 USD 5,000

国内ツアーオペレーター USD 2,000

備考:アウトバウンドツアーオペレーターであれば、その預金USD7,000内で、4つのライセンスをうすべてカバーしたビジネスを行えます。

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この中で、1、2(無許可会社&個人も多くいるけど・・・)はもちろんとして、4の利益ゼロやマイナスツアーは受けてはならないというのが、ここ最近中国系ツアーで問題となった、現地コミッションやお土産物屋への連れまわしにより国の観光イメージが悪くなるという事を受けての対策かと思われます。

一昔前だと、カンボジアにはそんな決まりも無くて、個人でも自由に旅行業をやっていた気もしますが(法令があること知らずにか、それともバレナイからか…)、だんだんとカンボジアもシステムが出来てきて、いろんなビジネスの参入も難しくなってきたなー、でもそれも必要なことなのかなと改めて考えさせられますね。

正規で仕事している人にとっては必要なことですしね。あと、やはり最近のウエブサイト発達により、無許可ネット系旅行会社が増えていることも気になりますしね・・・。

※ ご一読いただいた方、コメントお待ちしております。

連絡いただく場合、一言メッセージをお願いします。

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