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総合旅行業務取扱管理者試験のお話

西村 清志郎

西村 清志郎

カンボジア特派員

更新日
2014年1月1日
公開日
2014年1月1日
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こんにちは。シェムリアップの案内人・西村です。

本日は、カンボジアからちょいと話をそらし、日本での旅行業ライセンス「総合旅行業務取扱管理者試験」に関してお話いたします。

この話、ネットで調べてもなかなか出てこなかったので、出したらまずいのかなとも思いつつ、今後続かれる方への参考になればと思いご紹介させていただきます。

個人的なことなのですが、昨年度2013年10月までカンボジアにある日系旅行会社(本社は日本)で働いておりました。

ついでに言うと、学生時代には地元高知県にあった旅行業専門学校(龍馬学園)を卒業、その際に「国内旅行業務取扱主任者」資格というものを取得しておりました。(その後「国内旅行業務取扱管理者」と名称変更。

しかし、とっくの昔にそんな証書は無くしており、本当にとっていたかどうかさえ記憶にない状況。

(でもまあ、うちの学校の卒業資格に資格取得というのがあったのでたぶんとっているのであろうと思っていた。)

というような条件の中、そろそろ独立も考え始めていたため、「総合旅行業務取扱管理者」をとっておこうと準備を開始、10月13日に行われた試験を受けにいっておりました。

まず、試験科目なのですが、「業法」「約款」「国内旅行実務」「海外旅行実務」の4科目に分かれます。で、自分の取得している資格により一部免除となっていきます。

まず、僕の場合、本当に自分が「国内旅行業務取扱主任者」資格を持っているのかどうかわからないため、再交付申請をしてみたところ、無事交付されたので持っていたことが確認できました。

そして、それを持っていると、「業法」「国内旅行実務」が免除となりました。

で、残ったのが「海外旅行実務」と「約款」でした。

という事で、テストです。僕の場合、実家が高知という事もあり、大阪でテストを受けることに。

受験手数料は6500円。受験願書を記入し期限までに送ると受験票が送付されてきます。

そして発表は11月22日、発表方法として、合格者には合格証を簡易書留で送付。不合格者には葉書で試験の不合格を通知するとともに、「国内旅行実務」「海外旅行実務」科目の合否もお知らせと書類上はなってます。ついでにホームページでも確認できるとのこと。

で、ホームページで見てみると、無事合格。

実際、どれほど難しいんだっていう質問もあると思いますが、これは単純に今現在旅行業をやっている人にとっては配属先や経験により難度が全く異なるとは思います。でも思うのが旅行好きで日本一周や世界一周をやってる人はかなり有利かも。

平成25年度の結果だけでいうと、出願者数12792人、受験者数10832人、合格者数2781人、合格率25.7%。つまり4人に1人は合格できてます。

もし、今回僕が「国内旅行実務」を受けていたら間違いなく落ちていただろうし、特にJRの計算方法などはかなり厳しかったと思われます。(日本の地名、観光地などにむちゃくちゃ疎い)

しかし、じゃーこの資格持ってたら何ができるんだという事ですがJATAサイトによると、

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Q. 旅行業務取扱管理者の仕事を教えてください。

A. 旅行契約に関する事務や旅行の企画造成、旅程管理業務に関する事項等の管理・監督です。具体的には、次の業務です。

1.旅行に関する計画の作成に関する事項

2.旅行業務の取扱い料金の掲示に関する事項

3.旅行業約款の掲示及び備置きに関する事項

4.取引条件の説明に関する事項

5.契約書面の交付に関する事項

6.企画旅行の広告に関する事項

7.運送等サービスの確実な提供等企画旅行の円滑な実施に関する事項

8.旅行に関する苦情の処理に関する事項

9.契約締結の年月日、契約の相手方その他の契約の内容に係る重要な事項についての明確な記録又は関係書類の保管に関する事項

※管理者は、旅行会社の営業所毎に1名以上(従業員が10名以上の営業所では2名以上)いることが義務付けられています。

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となっており非常にわかりづらい。で、単純に言うと、旅行会社で働くときに有利になるのと、自分で旅行会社を作る時にあったほうが楽だってことでしょうか。

とりあえず、個人的にはあんまり勉強したくなかったので、今回無事受かって気が楽になった感じです。

ちなみに、こちらから、国家試験の案内、過去の問題、解答、その他合格率などが確認できるので、ちょっくら腕だめしやったるぜって方、是非お試しください。

それにしても、僕の同級生40名くらいいたけど、その時は就職氷河期で実際旅行会社に入ったのは2人しかいなかった。僕は旅行業に行けずアパレル就職・・・。で、実際今も旅行業界でやってる人ってほぼいないはず・・・です。

クラスの中で一番の落ちこぼれだった僕だけがなぜかカンボジアで旅行会社をやっているというのも、なんか不思議なものだな~と思っています。

※ ご一読いただいた方、コメントお待ちしております。

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