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【シェムリアップの人】第2回 テリー・イマグリック

西村 清志郎

西村 清志郎

カンボジア特派員

更新日
2013年2月7日
公開日
2013年2月7日
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【シェムリアップの人】第2回 テリー・イマグリック

テリー・イマグリック(Thierry Immerglick、41歳)。シェムリアップ一の繁華街であるパブストリートエリアにファラフェル(註)カフェをオープン、そしてその2階に2011年12月9日にオリエンタルタパス料理店をオープンした中東系フランス人である。

テリーの母親は中東レバノン生まれと言うこともあり、フランス育ちの彼ではあるが幼少の頃から、中東系の食事をとること多かった。

カンボジアに来たのは2009年、最初はプノンペンの会計会社で働いていた。

そこで働いている間に、現在のパートナーと出会うこととなる。

テリーは、気分転換も兼ね、アンコールワットを見学するためシェムリアップに滞在していた。

そこでプノンペンとは違って、観光客だらけの町を目撃することとなった。

フランスよりもゆっくりした時の流れを持っているプノンペンだが、同じカンボジアでありながら、サラにゆっくりした時間が流れるシェムリアップ。

またプノンペンの縦社会、しがらみから、この町で何らかのビジネスをやろうと計画。彼女に相談してみると、それもいいかなと素直に賛成してくれた。

母親もカンボジアに呼び、家族で一緒に暮らしたい、それももう一つの思いであった。

母親の料理は美味しい。それならばと母親の生まれた国の味をカンボジアでやってみたいと考え、母親を呼び、カンボジア人シェフにそのレシピを教えていった。

もともと長屋の1階部分だけだったファラフェルだが、2階部を拡張し、2011年12月9日にオリエンタルタパス料理を出すメッゼェバーをオープンした。

ビジネスのコツは?と尋ねてみた。

それは人に会うこと。また人目に少しでも触れるような看板と、スタッフの笑顔と答えた。

バーは現在夕方からのオープンとなっている。オープン時間からは最低でも一人のスタッフが路上に立ち、町を歩く観光客に向かって、さわやかな笑顔で声をかける。そうやってバーの認知度をアップさせることで、観光客が初日は来なくても滞在中に一度は来てくれるという。

シンプルだが、広々とした空間には、西洋人旅行者と、在住外国人があふれている。

将来の目標は?と尋ねると、とりあえず毎日を楽しく、このバーをもっと繁盛させたい。それより先の目標はそれらから考えると言う。

註:ファラフェルとは中東エリアでよく食されるコロッケのようなもので、そら豆などをつぶし、パセリやコリアンダー、その他、様々な香辛料を混ぜあわせ、揚げたものである。

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Mezze Bar / メッツェ・バー

add:11th Street (Pub Street Area)

tel:097-766-7343

open:18:00~25:00(無休)

その他の参考情報・・・http://krorma.com/backnumbers/zaizyu-restaurant/

* ご一読いただいた方、是非コメントお待ちしております。

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