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イタリアのバール(Bar)は近所の人達とおしゃべりをしながらコーヒーを飲んだり軽食もとれる、いわば社交場のような役割を果たしています。イタリアでは一般的にケーキやクロワッサン、タルトなどの "甘い朝ごはん" で一日が始まりますので、バールで朝食を摂ることも多いです。
"ローマのバールで良く見かけるスイーツ"シリーズの4回目は、チャバットーネ(Ciabattone)というパイの一種をご紹介したいと思います。
イタリア語でチャバッタ(Ciabatta)とはスリッパの意味です。
大きなスリッパそっくりなその形状が、"チャバットーネ"の名前の由来となったと思われます!
ちなみに"チャバッタ"という食用のパンなど、他にもスリッパの形から同じく"チャバッタ"と呼ばれているものもあります。
↑ 横幅は15cm位ある大きなパイです。前回その3でご紹介したお菓子、"さくさくの食感の扇形のパイ、ヴェンターリオ"同様、イタリアではパイもポピュラーです。
↑ パイの膨らんで盛り上がった部分にはカスタードクリームが入っています!
ずっしりとした朝ごはんです。
↑ イタリアではハートのマークでおなじみの、ユニリバー・イタリア(Unilever Italia)のアルジダ(Algida)シリーズのフード・サービスでもチャバットーネを売っていました。朝食向けの商品のコーナーで、130gのパイの中にはとろりとしたレモンクリームが入っているとあります。これはまたおいしそうですね。
今回4回目は、スリッパの様な形の大きなパイ、チャバットーネをご紹介しました。
バールのお菓子類はお持ち帰りも出来ますので、もしイタリアでバールに入る機会がありましたらお試し下さい。
ご参考までに、ローマの市場(バール)での平均価格は、1枚1.8ユーロ(約248円)前後です!