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イタリアの町(地方都市など)には、町の中に割と規模の大きな市場やイベントを行えるスペースがあり、そこで毎年同じ時期に市場が開かれることが良くあります。
市場に出店する業者は、年間を通して、今月はペルージャの見本市、来月はボローニャの市場で出店という具合に全国を巡っている為、同じ町で1年前に出会った業者と今年も再開するということがあります。
特に、何か購入しようとしてそのお店の人と話し込んだ場合など、お店の人も"〇〇の町のマリアさん"などとこちらを覚えていることも多く、親しくなると、お互いに1年後の再開を誓い合ったり(?)する光景を見ることもあります。
さて、先々週まで筆者はイタリア中部のペルージャに滞在していましたが、たまたま滞在した時期がペルージャで1週間続いた見本市のイベントと重なっていた為、友人と友人の家族と市場を訪れました。今日はその様子をお届けしたいと思います!
↑ 市場はペルージャのサッカースタジアム、レナート・クーリ・スタジアム(1998~2000年までペルージャに所属した中田英寿選手がプレーしていたスタジアム)のすぐ隣の空き地で行われました。
↑ 裁縫道具や電池などの細々したものを売る屋台。
ローマに戻れば売っているのでペルージャで買って帰るのも何だと思いましたが、丁度良いサイズのものを見つけたので、筆者は電気のコンセントを買いました。お買い物は、見つけた!と思った時に買っておかないとダメなのですよね~。
↑ 地場産の野菜・果物を売るお店です。イタリアのナスは日本のナスに比べると驚くほど巨大な、お化けナスです。
↑ イタリア南部のプーリア州(半島をブーツに例えるとかかとの部分)から来た、プーリア州やシチリア島の物産を売るお店です。キノコ、野菜やオリーブの実のオイル漬けや酢漬けなどの瓶です。
↑ こちらも食べ物がおいしいプーリア州から来たお店です。様々な味付けにしたオリーブの実がいっぱい!
ぺペロンチーノ(唐辛子)入りのピリ辛味のオリーブの実がとてもおいしかったです。味見もできます。オリーブの実の後にはウチワ豆などの豆類、アロエやマンゴーなどのドライフルーツがありました。
↑ 乾燥トマト(1キロ12ユーロ)です。
後には手軽に使える、スパゲッティ用のハーブミックス(イタリアンパセリ、乾燥にんにく、唐辛子のミックス)などが見えます。
↑ こちらもプーリア州名物のタラッリというスナック(小麦粉で作る固焼きパン)です。
味見をさせてもらったのですが、これはおいしくて本当にはまりました。赤玉ねぎ味、ピリ辛味、フェンネル味3種類ミックスを2キロ購入しました。(1日半で完食です!)
↑ こちらもオリーブの実コーナーです。
友人のお母様は、大きな実が軟らかくもちもちのグリーンオリーブを購入されていました。料理に使うというよりも、おやつとして食べるそうです。(写真でおじさんが手にしているもの)
↑ シチリア島のお菓子の屋台です。
↑ ボンボローネ(Bombolone)というカスタードクリームやジャムなどを詰めた揚げ菓子の屋台です。
↑ 昨年もこのお二人は出店されていたようで、友人一家のことを覚えていました。
漫才コンビの様な面白いおじさん達で、自分達が一生懸命ボンボローネを作って働いているところを撮って、日本に送ってくれ(?)とせがまれたのでこちらに2枚載せたいと思います!
写真左奥では、ボンボローネを揚げているのが見えます。
↑ 友人宅は昨年から知る一家なので、お友達の証として、今回はサービスでチョコレートクリームの注入は通常の3プッシュではなく(写真中央の銀色の容器の中にクリーム類が入っており、パンを揚げた後にお腹部分に管を差込み、中にクリームを注入する)倍の6プッシュでということで写真中央のおじさんはガシャガシャやっていたのですが、6プッシュはさすがに入れすぎで、友人のお母さんがパンにかぶり付いた途端、既にクリームで満杯になっていた内部からチョコレートクリームがびしゃっと噴き出し、とんでもないことになってしまいました!(洋服をかなり汚しましたが、甘いもの大好きなお母さんはとても喜んでいました・・・。)
皆さんも、イタリアをご旅行中に滞在している町で市場などを見掛けたら是非覗いてみて下さい。
その都市に住む、人々の暮らしが垣間見えて面白いのでお奨めです!