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イタリアも日本と同様に月曜日休館となる公共施設が多いですが、この度、カピトリーニ美術館など3ヶ所の月曜休館日が廃止となりました。
今までは、博物館、美術館、ギャラリーなどは月曜休みの所が多いので、観光客の方には月曜日の観光は教会や月曜日も開いているギャラリー(ドーリア・パンフィーリ宮殿の美術館等)などをお奨めしていましたが、今回、カピトリーニ美術館など大きな美術館が加わったことにより、月曜日も美術館を楽しめるチャンスが増えました!
今回は、月曜休館が廃止になった施設と、その他のお得な情報をまとめて見たいと思います。
2015年3月30日から月曜日も入場可能となった施設は、
カピトリーニ美術館 (Musei Capitolini)、トラヤヌス帝のマーケットの遺跡とフォーリ・インペリアーリ博物館 (Mercati di Traiano)、アラ・パチス (Museo dell'Ara Pacis)の3ヶ所です。
・カピトリーニ美術館 (Musei Capitolini)
どんなところ?:1400年代から一般公開が開始となった、世界最古の美術館!新宮とコンセルヴァトーリ宮に分かれ、コンセルヴァトーリ宮にはローマの雌オオカミ像がある。大きく、見所がいっぱい。
住所:Piazza del Campidoglio
オープン時間:9:30-19:30 (切符売り場は18:30に閉まります)
・トラヤヌス帝のマーケットの遺跡とフォーリ・インペリアーリ博物館 (Mercati di Traiano)
どんなところ?:トラヤヌス帝のマーケットの遺跡の中に入場できる。博物館には出土品などが展示され興味深い。
住所:Via IV Novembre 94
オープン時間:9:30-19:30 (切符売り場は18:30に閉まります)
・アラ・パチス (Museo dell'Ara Pacis)
どんなところ?:紀元前9年にローマ帝国初代皇帝アウグストゥス帝に奉献された、アラ・パチス(平和の祭壇)を展示。地下の展示スペースでは年間を通じて展示、イベントなどを行う。
住所:Lungotevere in Augusta
オープン時間:9:30-19:30 (切符売り場は18:30に閉まります)
↑ カピトリーニ美術館。
今回、割と突然に月曜休館廃止になった経緯は、年中休みなしの世界の有名美術館ニューヨークの近代美術館、スペイン・マドリッドのプラド美術館、ドイツ・ペルリンのペルガモン博物館などを見習い、ローマでも観光客さんに対するサービスをより向上して行こうという意見が高まったことからです。
最後は、その他の美術館に関する最新情報です。
マクロ(MACRO – Museo d'Arte Contemporanea Roma ローマ現代アート美術館)は火~日曜日の開館時間が10:30-19:30 となりました。
また、昨年の8月27日からローマ市営の小さな博物館7ヶ所の入場料が完全無料となりましたが、3月30日からはもう1ヶ所増え、合計8施設が無料となりました。
参考リンク:ご利用下さい!8月27日から7ヶ所のミニ博物館の入場が完全無料となりました。こちら
入場無料になったのは、カサール・デ・パッツィ博物館(Museo di Casal de' Pazzi)です。
・カサール・デ・パッツィ博物館(Museo di Casal de' Pazzi)
どんなところ?:博物館のある周辺からは20万年前(更新世)に生存していた動植物などの化石が多く出土している。この度、開館に伴い化石などを展示。
住所:Via Ciciliano, all'incrocio con via E. Galbani
オープン時間:火~金曜日9:00-14:00 (予約必須:電話060608。切符売り場は13:00に閉まります)
土・日曜日、祝祭日10:00-14:00 (予約必須:電話060608。切符売り場は13:00に閉まります)
昨年より観光客の方も住民もローマ観光がもっと楽しめるように、立て続けに博物館・美術館・遺跡などに関する嬉しい改正が行われています。
今年は5月1日よりミラノでEXPOも開催され、12月からは先日ローマ法王が宣言した特別聖年に入ります。
ローマ法王、罪の赦しと償いの "2015‐2016年特別聖年" 開催宣言!こちら
2015~2016年は、イタリアはいつも以上に盛りだくさんの年となりそうです!