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大きく報道されましたので既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先日、ローマ法王が特別聖年「慈しみの聖年」宣言をされました。
↑ 2015年12月8日~2016年11月20日までは、特別な聖年となることを発表されるフランチェスコローマ法王。(お写真はバチカン放送局ホームページより借用)
3月13日にローマ教皇選出から2年を迎えられたフランチェスコ法王ですが、先日、サン・ピエトロ大聖堂で行われた共同回心式にて、「慈しみの特別聖年」の開催を発表されました。
"それは神のいつくしみの聖なる1年となるでしょう。この1年を私達は主のみことばの光に照らされて生きるでしょう。「あなた方の父が憐れみ深いように、あなた方も憐れみ深い者となりなさい(新約聖書 ルカ 6,36)」。"
この"いつくしみの特別聖年"は、1965年に閉幕した第2バチカン公会議の50周年記念となるものでもあり、今年12月8日の無原罪の聖母の大祝日に幕開けし、2016年11月20日に終了します。
*第2バチカン公会議(1962~1965年)は近年行われた最も重要なカトリック教会の公会議。
"聖年"とは、ローマを訪れる巡礼者に特別の赦しを与える年で、大赦の年のことです。
カトリック教会では、25年に一度、聖年が開催されています。
聖年は罪の赦しとその償いの免除の年、互いに争っている人達の和解の年、様々な回心の年で、特別なお恵みがある年です。
(聖年の開催例)
1900年:ローマ教皇 レオ13世
1925年:ローマ教皇 ピウス11世
1950年:ローマ教皇 ピウス12世
1975年:ローマ教皇 パウロ6世
2000年:ローマ教皇 ヨハネ・パウロ2世
表を見ても分かるように、聖年のチャンスは25年に一度です!
特にミレニアムの節目でもあり、キリスト生誕2000年でもあった2000年は"大聖年"と呼ばれ、多くの人がローマを訪れました。
筆者も2000年12月に、ヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を訪れ、25年に一度しか開かない聖なる扉をくぐりました。それはそれはたくさんの人が、それまでの人生の中で犯した罪を精算したり、赦しをもらう目的で訪れていました。
順調に行くと、次の聖年は2025年ですが、今回は"特別聖年"(1年間)が出ました!
"聖年"は喜びの年ともいい、全ての人にとって回心するチャンスを与えられています。このスペシャルで特別な機会にローマを訪れてみませんか?