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先日、皆で楽しくフォロ・ロマーノの遺跡の観光(勉強会)をしていましたが、ひどい花粉症(?)により、途中でリタイアする羽目になってしまいました。これは初めての経験です・・・。
当日の天候は今にも降り出しそうなくもり空で、やや風は強しといった感じでした。
一時小雨も降ったのですが、フォロ・ロマーノは何度来ても面白く、お喋りをしながらあっという間に午前中が過ぎました。
↑ 政治や経済、宗教の中心地であった、フォロ・ロマーノ(Foro Romano)の遺跡。奥に少し隠れて見えるのはコロッセオ。
13時に午前の部が終わり、パラティーノの丘(皇帝達の住居跡などの遺構がある)近くでお昼休憩になったのですが、ご飯を食べようと遺跡に腰をかけた頃から、くしゃみ500連発、止まらない鼻水、目と喉の痒みに見舞われ、気分がむしゃくしゃして、食べるどころではありませんでした。(花粉症をお持ちの方はこの気持ちをお分かりになっていただけると思います・・・)
そのうち、顔の皮膚まで痒くなって来たので、もしかして近くに筆者と合わない花粉を出す木が植わっているのかも?と思い、周囲を睨みつけましたが特に怪しい風貌の木はありません。(一応植物の知識あり)
↑ 当日の参加メンバー達と。
写真中央に見えるのは、フォカスの記念柱(イタリア・ビザンチン帝国の総督ズマラグドが東ローマ帝国の皇帝フォカスに捧げた記念柱。円柱自体は紀元前2世紀のもの。)、その右奥に見える8本の円柱は、国家の財宝が収められていたサトゥルヌスの神殿です。
特に症状がひどかったのはくしゃみと鼻水です。
"この人、ふざけてるの?" と思われそうな程、くしゅんくしゅんと一秒おきにくしゃみが止まらず、おまけに寒気もして来たので、開催者に申し出て、お食事中に退散することにさせてもらいました。
午後の部はパラティーノの丘の見学でしたが参加できず残念でした・・・。
家に帰る途中もくしゃみが止まりませんで、バスの中でも500連発していたので、確実にくしゃみし過ぎの変な人と思われたという自信があります。
ですが、そんなことは言っておれず、今度は咳が止まらなくなって来たので、家への帰宅途中にあるかかりつけのお医者さんに立ち寄りました。かかりつけのお医者さんは、パワフルな独身女医さんです。
"花粉症くらいで医者に来るな!家で寝ていろ。" と優しく怒られましたが、この急性鼻炎?、アレルギー?、花粉症?は家で寝ていても治るわけではないので、何とかこの辛さから解放される為に薬を出してもらいました。
↑ 花粉やハウスダストなどによって起こるアレルギー、急性鼻炎、止まらない涙などに効果があるお薬です。
商品名:REACTINE 14錠入り。価格は13ユーロ。
薬は1錠飲めば、半日~1日と長い間効くそうなので、取り合えず様子を見る為、1錠を2つに割って半分だけ飲みました。飲んで約45分後には、くしゃみ、鼻水、目と喉の痒み、咳がぴたりと止まり、それ以来、一切症状がでていません。たらたらと垂れる鼻水とくしゃみが止まらず辛かったのでとても嬉しいです。
しかし、あれは何だったのでしょうか?今考えても理由は分かりません。
もしかすると遺跡に座ってしまったことで、何かのお怒りを買ってしまったのでしょうか?
といっても、参加メンバー40名全員が神殿跡に座りました!
単純ですが、一番可能性があるのはその周辺で何か合わないものを吸い込んでしまったのだと思われます。
日本で花粉症をお持ちの方、ほこりや動物の毛などに敏感に反応しやすくアレルギー症状が出やすい方は日本を出発される前に鼻炎カプセルなどのお薬もほんの少し、ご持参されると良いかもしれません。
もし忘れてしまっても、この"RECTINE" というお薬は医師の処方箋なしで薬局で買えるポピュラーなお薬です。(医者談)
ということですので、皆さん、安心してご旅行をお楽しみ下さい!