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バールのカウンターで良く見るお菓子のご紹介ですが、今回で3回目となりました。
第一回目: ローマのバールでよく見かけるスイーツ。その1 オッキオ・ディ・ブエ (牛の目玉) こちら
第二回目: ローマのバールでよく見かけるスイーツ。その2 筒の中にどっしりリコッタクリーム、カンノーロ こちら
さて、前回から少し間があいてしまったのでおさらいですが、イタリアのバール(Bar)は朝6時30分頃から開いていて、近所の人達とおしゃべりをしながらコーヒーを飲んだり軽食もとれる、いわば社交場のような役割を果たしています。
イタリア人は、バールで朝食を摂ることも多いので、カウンターにはコルネット(イタリア版クロワッサン)やタルト類、甘い菓子パン、ビスケット類などがぎっしり揃っています。
今回ご紹介するバールのお菓子は、ヴェンターリオ(Ventaglio)という、"扇" の形をしたスイーツです。
イタリア語でヴェンターリオとは、扇という意味です。
↑ バールで売っているのは、大概、お皿の大きさ位ある1枚がかなり大きいお菓子です。
ヴェンターリオはパイの一種で、さくさく、カリッとした食感が特徴です。感じとしては、日本の不二家のホームパイという商品に良く似ていると思います。
↑ こちらは、二周り小さくしたもので、ヴェンタリーノ(ヴェンターリオの小さい版 Ventaglino)といいますが、あまりバールではお目にかかれません。よりカリカリ度が増し、味はますますホームパイに似て来ます。
食材店や、スーパーマーケットで購入できます。
もしイタリアでバールに入る機会がありましたら、ヴェンターリオをお試し下さい。
バールのお菓子類はお持ち帰りも出来ます。
ご参考までに、ローマの市場(バール)での平均価格は、1枚1.2ユーロ(約165円)前後です!