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意外に思えるかもしれませんが、ローマの公共交通機関の中や、観光施設などでうっかり財布などの落し物をしてしまっても諦めないで下さい。親切な人が駅員さんや交番に届けてくれて、手付かずで戻って来ることも多々あります。
筆者の知り合いが、駅構内で買い物中にうっかり財布を落としてしまったのですが、抜き取られていたのは現金だけで、中に入っていたお店のポイントカード、地下鉄の定期券、クレジットカード、免許書、家族の写真などは全て無事でした。失くしたのはブランドもののお財布で、誕生日にプレゼントしてもらったお気に入りの財布だったそうなので、手元に戻って来てとても喜んでいました。
今回、この記事を作成するに当たり、ローマ警察の紛失物保管リストをチェックしましたが、財布には現金やカードが入ったままで届け出されているものが相当数ありました。
リストは毎週1回、オンライン上に発表されます。1週間あたりの紛失物リストは15枚近くあり、こんなに届出があるのかとびっくりする程、目を通すだけでもかなりの量です。リストの中には、楽天のカードが入った財布など、日本人所有のものと思われる紛失物もいくつかありました。所有者さんの元へ戻っていることを祈ります。
このリストではそれぞれ紛失物に番号が振られていて、物の特徴(色、大きさなど)の詳細が細かく記されています。
ですので、もう戻って来ないだろうと最初から諦めず、問い合わせをしてみて下さい!
今日は、ローマで落し物をしてしまった時の、連絡先の最新情報をまとめたいと思います。
イタリアに在住している方と、外国人(旅行者)の場合と引き取り方が違いますので、最後まで目をお通し下さい。
連絡先:
遺失物センター(Reparto Oggetti Rinvenuti)
住所: Circonvallazione Ostiense, 191番地 ローマ
郵便番号: 00154
電話: 06 67693214 または 06 67693217
Fax: 06 67693219
E-mail: oggettismarriti@comune.roma.it (イタリア語で紛失物係/ローマ市 という意味です)
開館時間: 月、火、水、金曜日 8:30~13:00、木曜日は 8:30~17:00
* 毎年、6月25日~9月5日まではイタリアは夏休みに入りますので、月、火、水、木、金曜日の8:30~13:00までの午前中のみのオープンとなります。
センターで出来ること:
紛失物の引き取り
引き取りに必要な書類
1. 写真の入った身分証明書
2. 警察へ 遺失物届け または 盗難証明 を出した時の用紙 (この中に、紛失物の特徴が記されていること)
* アドバイス⇒ ローマ中央駅テルミニ駅の構内にも警察があります。7:00~22:00までオープン。構内の警察の場所は下部の過去記事の構内マップの中におとしてありますのでご確認下さい。
テルミニ駅詳細:必見!丸わかりガイド ローマ中央駅テルミニ駅。治安&構内マップと施設情報。こちら
その他:
-紛失物に金銭的価値がない場合は、警察への届出の用紙を持参する必要はありません。
-病気などで本人が引き取りに来れない場合は、代理人でも可能。
但し代理人は代理人の身分証明書を持参すること。依頼人は、引き取り依頼書を作成し、依頼人自身の身分証明書と警察への遺失物届け(もしくは盗難証明)のコピーも渡すこと。
↑ ローマ市警察の落し物保管リストのとある週の例です。
クレジットカードなどは番号の一部が隠され、紛失物の特徴が記されています。PDFで開けられます。
引き取り時にかかる料金:
遺失物保管料として(4ユーロ) + サーチ料(5ユーロ)、合計9ユーロ
30日以上経過しても引き取りに来ない場合は保管料として、15ユーロがかかります。
* 身分証明証やIDカードのみを失くされた場合は、上記の引き取り料は発生しません。
外国人(観光客など)の遺失物の引き取りについて:
外国人の場合は、警察の保管リスト上から紛失物を発見したら、まずは、その国の大使館に連絡しましょう。大使館を通すと、上記の保管料は免除されます。引き取り料として、別途、定められた料金に従います。
ローマ市警察の紛失物の保管リストリンク先:
リスト(こちら)はオンライン上に公開から1年間保存されており、いつでも閲覧することが出来ます。ページ下部のリンクからお選び下さい。
定期的に(平均して週に1回)リストが出ますので、失くされたと思った方は目を通しましょう。
↑ ローマのトラム3番の車内です。3番のトラムは、濃い緑色の車体で、ヘビのようにくねくねと進みます。
ところで、先日乗車すると、車内の電光掲示板があることになっているのに気付きました。
↑ 普段は行き先名が出る電光掲示板がかわいいことになっていました。顔です。
これはお客さんを楽しませる為(?)の、絶対わざとだと思います・・・。面白い運転手さんです。