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ジェラート(アイスクリーム)発祥の地でもあるイタリアでは、ピザ屋と同じく、街中でのジェラート屋(ジェラテリア Gelateria という)発見率は高いのですが、ローマではジェラート屋の激戦地区といわれている場所が何ヶ所かあります。今日は、そのうち最も熾烈な戦いを繰り広げている(と想像する)、パンテオンの周辺を取り上げてみたいと思います。
↑ パンテオン(Pantheon)は世界最大の石造り建築の遺構です。ギリシア語のPan (パン)"全ての"、theos(テオス)"神"より由来し、"全ての神々の神殿"という意味で、様々な神々を祀る万神殿でした。 2000年前の建築物がほぼ完全な形で残っているのは、世界でもローマだけかもしれません。こういったものが入場無料なのも良いところ!
パンテオンの近くのジェラート屋さんといえば、1900年創業のジョリッティ(Giolitti)や、サン・クリスピーノ(San Crispino)などジェラート屋(カフェ)の有名店が揃っていて、季節を問わずジェラートを歩きながら食べている人が非常に多い地区です。このゾーンの細い路地を歩く時は、ジェラートを間違ってくっつけられない様にご注意下さい。(前ばかり見て歩いていますと、石畳の上に時々ジェラートがぼってりと落ちていることがあり、コーンと共にずるりと滑る時があります)
今日は、この激戦区に自ら参入した、北イタリア資本のジェラート屋さん、グロム(Grom)からお届けしたいと思います。 グロムは北イタリア、トリノを本店とするジェラート屋さんで北イタリアを中心に展開していますが、2011年6月にローマのこの激戦区に乗り込んで来ました。中々好評で、店内はいつも混んでいます。
↑ メニューです。ジェラートはコーンかカップか選べます。 コーン(もしくはカップ)の小サイズは2種類の味を選べて1個2.5ユーロ、中サイズは3種類の味で3.5ユーロです。ジェラートの他にもシャーベットなどがあります。
↑ 店内は男性のお客さんばかりでした。筆者が訪ねた時は観光客はおらず、全員イタリア人のお客さん(訛りと風体から地元ローマの人と推測)だったように思います。
↑ グロムは、"昔ながらのアイスクリームを!" をスローガンとして掲げ、高品質な手作り味のアイスクリームを提供しているところがポイントです。フルーツ系は自社農園で栽培したものを使用しているそうです。昔ながらのアイスクリーム屋さんな為(?)、アイスクリームがケースに入っていて見えません。写真の手前側には柿味(イタリア語でもカキ Cachi)が見えます。秋といえば柿ですね。
↑ アイスポップキャンディーのレモン、ラズベリー、ピーチ味です。
↑ 散々悩んだ挙句、またいつものパターンとなりました。チョコレートとピスタチオ味です。チョコレートは濃くて本当においしかったです。青いカップが目印のグロム、ちなみにグロムとは創始者の名字です。
次回は、パンテオン激戦区の別のお店も訪ねてみたいと思います。
インフォメーション:
名称 Grom (グロム)
住所 Via della Maddalena, 30 A (パンテオンから徒歩すぐ)
ホームページ 日本語版 こちら
電話 +39-06-68210447
オープン時間 4 ~9月の日~木曜日までは、11時~深夜0時。金・土曜日は11時~深夜1時30分。 10~3月の月~木曜日までは、11~23時。金~日曜日は11時~深夜0時。
休日 なし
ご自宅へ配達 配達が可能な時間は19~22時まで。12月24日と31日の配達は15~19時。