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イタリア土産の定番(お菓子部門)といえば、お馴染みの青い箱に入ったバッチチョコレートですが、春頃より新商品が出ており、今回、遅ればせながら試してみることにしました。
↑ 青い箱に入ったバッチチョコレート(Baci PERUGINA)は海外でも有名です。日本でもイタリアのお土産ということで、皆さんも一度は貰ったことがあるかもしれません。
少々値段はお高めですが、お土産を購入するのを忘れてしまった方などの為に、成田空港の到着ロビーでも販売されています。
↑ バッチチョコレートは、現在、イタリア国内ではこちらの4種類が販売されています。
日本でも一番良く知られているものは、左上のチョコレートです。ブラックチョコレートでコーティングされているタイプです。
右上が今回ご紹介する新商品(Newと書いてあります)の、ミルクチョコレート味です。
左下は、昨年辺りに新発売になった、ホワイトチョコレート味です。
右下のものは、一回り小さいタイプのチョコレートです。味は、左上と全く同じのオーソドックスなブラックチョコレートタイプです。
↑ 新商品のミルクチョコレート味は水色の銀紙で包まれています。バッチ(バーチ)とは、イタリア語でキスのこと。イタリア中部のペルージャでペルジーナ社(PERUGINA)が1922年より製造しているチョコレートです。
↑ それでは試食してみます。チョコレートと一緒に、格言や諺が入っています。(4ヶ国語で書かれていますね!)
↑ ポコンとした形の部分には、ヘーゼルナッツが丸ごと入っています。
甘くまろやかなミルクチョコレートでコーティングされていて、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート味の中ではこの味が一番気に入りました!
(筆者のお勧めは、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ブラックチョコレートの順です。)
↑ バッチチョコレートがお好きな方は、春頃にイタリアを訪れるといいです。
というのは、イースター(移動祝祭日で毎年4月頃)にこのバッチチョコレート(のお味)が大きなチョコレートの卵になるのです!(写真の右側に、ホワイトチョコレートタイプ、オーソドックスなブラックチョコレートタイプの卵が見えます。)
ちょっと裏話になりますが、このバッチチョコレートには懐かしい思い出があります。
チョコレートを作る工場はペルージャにあるのですが、昔はペルージャ外国人大学に登録すると、バッチ工場を見学するという世にも楽しい授業が含まれていました。(今はどうでしょうか?)
当時は、見学の際には試食し放題、お土産付きでした。何度も行きたいと思ったものです。
また、ペルージャでは噂に聞く、家中、チョコレートの匂いがするというお宅も本当にあります。
それは工場のすぐ近くにあるペルージャ人の友人の家なのですが、その辺り一帯の家々では、夕方になると毎日、部屋中にチョコレートの甘い香りが漂い始めるのです。工場でチョコレートを溶かしているのでしょうか?
近いといってもある程度距離はありますが、風に乗ってやって来る香りは(超)強烈で、夕方に訪れるとチョコレートケーキを焼くような甘い匂いが何時間も延々と続きます・・・。
環境が人をつくるといいますが、小さい頃から毎日、この様な環境で(?)育った彼女は、甘いものが大好きです。(特にチョコレートには目がないのです)
バッチチョコレート、一度、お土産にどうぞ!