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今日は、イタリアでコカ・コーラの対抗馬として開発されたといわれる、見た目もお味もコカ・コーラにそっくりの清涼飲料水、キノット(Chinotto)をご紹介したいと思います。
この飲み物(ソフトドリンク)はイタリアではとても有名で、スーパー、バール、ピザ屋さんなどで見かけます。
キノットは、キノットという柑橘類の果物(黄色~オレンジ色の小さな実)を素にしている為、少し柑橘系の苦味があり(ほんの少しです)、フレッシュなお味です。
キノットが全国的に広まったのは1950年頃からといわれています。
推測ですが、ベビーブーマー世代(1946~1959年頃の生まれ)や、それ以前の世代の方にとっては、キノットはコカ・コーラよりも馴染みのある飲み物では?という気がします。(というのは、この世代の方にキノットをいただくことが多いからです。)
↑ イタリアのミネラルウォーターのブランドで有名な、サンペレグリーノ社から販売されているキノットです。左上は、ボトルの全体像です。色は見ての通り、コカ・コーラにそっくりです。
↑ キノットは、現在では多くのメーカーから出ています。こちらは黒髪のお姉さんがイメージガールの、黒いボトルに入った、ネーリ社のキノット。
キノットは、スーパーマーケットでは大概、コカ・コーラの近くにあり、ジュースの色もそっくりなので、これはいったい何なの?と思った方も多いのでは?
↑ こちらはもう少し高級なタイプのキノットです。4本入りで3.6ユーロ(約504円)です。
キノットのアレンジとしては、カンパリやラムで割って、大人のドリンク(?)とすることもできます。
キノットはコカ・コーラよりも甘みが少ないので好きです。ピザやフライ(揚げ物)に本当に良く合います。
世界でも、イタリア系移民さんが多く住む町にはキノットは売られており、イタリアを代表するソフトドリンクといっても良いでしょう。イタリアで見かけたら、是非一度、お試し下さい。
柑橘系のビターなお味が魅力のキノット、きっと気に入っていただけると思います!