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今月のお題は、"各国のから揚げ(フライ)"のご紹介です。 イタリアは、魚介類のフライからチーズ系のフライ、お米のコロッケまで、揚げ物のバリエーションがとても多いです。 昨日の記事では、マクドナルド イタリア限定メニューのフライの一つ、ミニ・パンツェロッティ(Mini Panzerotti)をご紹介しました。中からモッツアレッラチーズがとろりと出てくる、南部プーリア州名産の半円形の食べ物(フライ)です。
本日も、マクドナルドのイタリア限定メニューに、また別の種類のフライを見つけましたので、ご紹介したいと思います。プロヴォローネ・スティック (Provolone Sticks)といいます。 このプロヴォローネというのは、イタリアのチーズの一種で、牛のお乳から作る真っ白な硬質チーズです。
ローマのスーパーマーケットなどでも、普通に購入することが可能なチーズです。イタリアには400種類以上のチーズがあります。
↑ 今回ご紹介するのは、プロヴォローネ・スティック (Provolone Sticks)という揚げ物です。
↑ 昨日のフライ、ミニ・パンツェロッティと同じ箱に入って出てきました。
↑ 見かけはどこにでもあるような "フライ" が3本入っています。
↑ ところが、味はどこにでもあるフライではありませんでした。プロヴォローネチーズのフライなのでもちもちのチーズが強烈です。魚肉ソーセージ(?)の様な歯ごたえです。味がしっかりしているので、ケチャップをつけなくてもおいしいと思います。昨日のパンツェロッティより気に入りました。3本入りで2ユーロ、カロリーは245kcalです。
イタリアのマクドナルドは、イタリアでしか食べられない限定メニューというのが多いです。(例:パスタや、朝食用に設置されたバール風の甘い朝ごはんコーナーなど)
昔は、マクドナルドのお客さんは外国人か観光客ばかりでしたが、最近は、イタリアでも若い世代はファーストフードにそれ程、抵抗がなくなって来ているので、今いちだね~と文句をいいながらもお食事をしているのを見かけます。
"お母さんの手作りが一番おいしい!"と思っている人がまだまだ多いスローフードの国です。
昔、ホームスティをしていたイタリア人家族に息子さん(当時36歳)が一人いたのですが、会社の1時間のお昼休みには、お母さんの作るお昼ご飯を食べに家に帰ってくるのです。それも月曜日から金曜日まで毎日です。
職場は遠いので、どんなに頑張っても車で25分かかります。 到着間際になると、"もう着くから、今からパスタを茹で始めて~マンマ(お母さん)!" と電話があり、マンマはスパゲッティを鍋に投入。家に到着した時には食べるだけという状態です。
毎日、10分の食事の為に帰って来てはとんぼ返りです。これが噂に聞くイタリアの男性か(お母さんにべったり)と当時はびっくりしたものですが、"みんなで食べるご飯っておいしいね~" と無垢な感じで話しているのを見て、そこにイタリア人の原点を見たような気がしたのでした。
イタリアの両親は子供を甘やかし過ぎですが(自分達も自覚しています)、これだけ愛情たっぷりに育てたらいい子が育つだろうなぁと思う反面、イタリアを出たらきっとこの人達は生きていけないかもしれないと思うこともあります。
少し話が逸れてしまいましたが、まとめとしては、何事もほどほどが大事なようです。
9月お題 "から揚げ"