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ローマのドーラ地区は、カエルさんの噴水や蜘蛛の館、妖精の館など、ファンタジーあふれる約45の建物が密集している地域で、その独自で一風変わった雰囲気から映画の撮影などにもしばしば使われています。
ということで、今日はちょっといつものローマのイメージとは違った、遊び心溢れる建築物がいっぱいの "おとぎの国" とも呼ばれるドーラ地区 Quartiere Dora(もしくはコッペデー地区 Quartiere Coppedè)のカエルさんの噴水をお届けします。
今回は噴水訪問記なので、そのドーラ地区への入り方、その地区の中心にあるシンボル的な噴水のカエルさんの噴水をお送りします。皆さん、カエルさんはお好きですか?
↑ このアーチがファンタスティックなドーラ地区への入口です。見るだけでわくわくしてきました。
行き方はヴィアーレ・レジーナ・マルゲリータ(Viale Regina Margherita)通り沿いにあるバス停、ブエノス・アイレスで下車し、徒歩2分です。テルミニ駅からなら地下鉄B線ポリクリニコ駅で下車し、下車すると地上出口がヴィアーレ・レジーナ・マルゲリータ通りなので、そこから3番のトラムでValle Giulia 行きに乗り、5停留所目で下車すればOKです。(トラム19番でも良いですが、地下鉄駅を出てから19番が止まる最寄の停留所まで少し歩きます(150メートル)。ブエノス・アイレスには止まります。)
↑ ドーラ地区は1909年の都市計画により整備が開始された区域で、指揮をとった建築家はジーノ・コッペデー(Gino Coppedè)であることから、この建築家の名前をとって、コッペデー地区ともいいます。そのファンタジーあふれる建物が集まっている一帯という解釈で、厳密な意味では"地区"ではありません。正式な地区名は、ローマではトリエステ地区(Quartiere Trieste)といいます。
↑ 街灯は鉄製のランプで素敵な雰囲気です。かわいい建物には皆、人が住んでいます。
↑ アーチをくぐるとそこはミンチョ広場(Piazza Mincio)、今日の訪問記の主人公、カエルさんの噴水があります。
↑ 上部の水盤の縁の上には、元気良く8匹のカエルがいました。1924年完成の噴水です。
↑ 上と下と2段に分かれてカエルが配置されています。
↑ 下の水盤では、もっと大きなヒキガエル風のカエルが鼻から水を噴出している様にも見えます。
↑ 噴水の後ろに見えるのが、妖精の館です。不思議な建物はどれも中に人が住んでいる普通の民家なのです。
↑ こちらは蜘蛛の館。入口に蜘蛛のシンボルが。蜘蛛を家のシンボルにしたいと思う人はあまりいないですよね(?)
↑ 浮き彫りの動物の顔が迫力いっぱいです。
↑ かわいいかたつむり。泡をブクブクしているところでしょうか?
↑ 皆、気持ちよさそうにケロケロと鳴く声が聞こえてきそうです。
夏には噴水の近くが本当に気持ちが良いですね。この噴水訪問記は冬も続行し、出来るだけオリジナリティー溢れる噴水をお届けしますので、お楽しみに!