キーワードで検索
今月のお題 "気をつけたい旅のトラブル" の2個目を書くに当たり、実際に自分で炎天下時にローマを歩き回ってみました。
町で発見したことや、夏場の暑い時期での観光で熱中症や具合が悪くならない為には、どの様な対策方法があるか気付いたことを挙げていきたいと思います。
まず、ローマは海が近いので夏は若干、蒸し暑いです。(といっても、日本並みではありません)
地中海性気候といえば、"夏は湿度が低い為カラッとした暑さで、冬は雨が多く温暖" なのが特徴です。
イタリアの気候で良い所といえば、夏は暑いですが乾燥していていたって快適、そして冬場は雨が多い為湿度が保たれており、インフルエンザウイルスの様に低温で乾燥した空気に威力を発揮しやすいウイルスにとっては、ここの気候では広がりにくいのでは?と個人的には思っています。
↑ 外を歩いてみて、この時期の観光には帽子は必須です!昔、初めてイタリアに来た頃、"イタリアの太陽を甘く見ちゃいかんよ!"と一番最初にいわれましたが、本当に突き刺さるような日差しなのです。(この写真でも日向と日陰の明暗がはっきりとわかります)
もし帽子を持ってくるのを忘れてしまった場合、絶対に購入して下さい。(と言い切ります)
街角にたくさんある屋台では、安いものでは一つ5ユーロ位から購入できます。女性の方は美容の為に日焼け止めを塗る云々よりも、まず頭を隠すことが大事です。なるべく顔がすっぽりと隠れるつばの大きいものがお奨め。
↑ 中央郵便局前の水飲み場ナゾーネにて。皆さん手に空のペットボトルを持って、水を汲む為に群がっています。歩きながら頻繁に水分補給をしましょう。
この時期の定番インフォメーションとして何度もブログに書いていますが、ローマの無料で飲める水飲み場マップは、過去記事 2013年7月17日号 実は"水の都"ローマ 水道水もこの水もOK、無料で飲める水飲み場マップ付きにてダウンロードできるようになっていますので、どうぞご利用下さい。熱中症対策には水分補給が一番大切です。
↑ 上の写真の、"ナゾーネ"(Nasone)という愛称で呼ばれる水飲み場から出てくる水は冷たくておいしいのですが、主要観光スポットの前では氷らせて冷やした水を売る人も現れます。コロッセオ、スペイン階段、トレヴィの泉とどこでも見かけました。おじさん3~4人に声をかけましたが(いつも怪しい人だと思われてます)、どのおじさんの水も1本、1ユーロでした。相場の目安にどうぞ。目安と書いたのは、1本5ユーロといわれたらあきらかにボッタクリです。
↑ 暑さで食欲もなくなりますが、食べないのはますます体力が低下するのでいけません!
そんな時は、スーパーのお惣菜コーナーで切り売りのフルーツやヨーグルトを買って食べると良いのですが、スーパーまでさえも歩いていくのが大変だと思ったら、街角の屋台を利用しましょう。フルーツポンチ(写真左側ショーケースの中)、果物のシェイク、果物の生ジュース、ミルクシェイク、スムージー、フルーツサラダ、果物が食べれますよ。
お値段は、レモン(本物生絞り)のシャーベットが1個2ユーロ、ココナッツは一切れ2ユーロです。
あとは食べたいものがあれば、適当にお兄さんに尋ねてみて下さい。出てくるかもしれません。(出てくるの謎については"何でもありのイタリア!" こちら)
↑ ローマ名物といえばかき氷のグラッタケッカ(Grattachecca)です。暑い時に涼をとるには一番の代物です。メロン、ストロベリー味などがあり、味はどうしてそんなにあるのだろう?と首を傾げる30種類もあります。
↑ 見ているうちに自分も食べたくなったのでレモン味のかき氷を注文しました。1個2ユーロです。氷が日本のかき氷のように細く洗練されてはいないので、ガリガリ食べているうちにコップの半分位で体がとても寒くなってきました。風邪ひきそうです・・・。
また、公共交通機関である、地下鉄、バス、トラムではバスの冷房が一番強いと感じました。(一時的に冷房が壊れているバスは比較対象から除きます)
バスの特に窓側の席に座ると、冷気が頭上に直撃し、自分でコントロールすることもできずかなり寒いです。そんな時は、写真一枚目にあるようなショールやスカーフを首周りに巻いたり、肩にかけると便利だと思います。
また、涼しいバスや店内への出たり入ったりも、温度差で体調が崩れやすくなりますので、ご注意を!
最後に、環境省熱中症予防サイトというものがあります。こちら
炎天下で歩き回るので熱中症になるというのではなく、暑い室内でも発症します。
旅行に出掛けられなくともご一読下され、これから旅行に行かれる方は安全で楽しいご滞在を!
8月お題 "気をつけたい旅のトラブル"