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今日はローマの市バスの乗り方についての2回目です。
このシリーズは、ガイドブックを一切見なくても、このブログだけ読んでいればローマのバスが完璧に乗りこなす事が出来るようにと思って書いています。
前回は、皆さんが最も良く使われると思われる、ローマ中央駅テルミニ駅前の五百人広場のバスターミナルのバスの乗り方を、バスの切符の見方、バス発着ホームの路線番号表とともにお届けしました。こちら
ローマの市バス(トラム、地下鉄)は時間内乗り放題なので、バスをがんがん乗りこなせるようになるととても便利です。
今日は、ローマのバス、トラムのバス停の読み方についてです。
写真は大きいほうが見やすいので、今回は大きめに貼っていきます。
↑ この四角いものがローマの一般的なバス停です。バス停の色には黄色、白色などがありますが、デザインの違いなので内容に相違はありません。この写真は黄色版です。
↑ こちらは真実の口広場に立っているバス停です。写真右側に電光掲示板が見えますが、主要なバス停には電光掲示板も一緒に立っており、バスが今どこにいるか、何分程待たなければいけないかなどの運行状況をライブでお知らせしてくれます。
↑ こちらのバス停にも電光掲示板が一緒に立っています。
↑ 電光掲示板の見方です。
まず一番上に書いてあるのは、このバス停の名前です。この写真ですと、Fermata Via Liberiana フェルマータ ヴィア リベリアーナ、すなわちリベリアーナ通りのバス停という意味です。
続いて、掲示板の中に "ARRIVI" とありますが、英語の Arrivals の意味ですので、ここに到着するバスのインフォメーションを教えますよ~という意味です。
そして、いちばん左側の列はバスの番号です。
一番上の段にある649番を例にとってみますと、 "2 Fermate 4' "と書いてあるので、今バスは2個前のバス停にいて、4分後にここに到着しますよ~という意味です。
3段目の16番のバスを見ると、"A Capolinea" と書いてありますね。これはカポリネア、つまり(まだ)始発駅にいるという意味ですので、今お待ちになっているバス停が始発駅から随分ありそうなバス停なら、コーヒーを飲みに行かれても大丈夫ですよ!
また、ちょっぴりマイナーなバス停だと電光掲示板がないことがあります。
その場合、スマートフォンからこちらのATACのサイトにアクセスすると、今お待ちのバスがどこにいるのか確認することが出来、便利です。サイト中央の緑色のLive Bus Arrivalsのバーの中に、バス停の名前またはバスの路線番号を入力してクリックすると情報を入手することが出来ます。
↑ バス停の見方です。
①はこのバス停の名前です。先程の説明のように、サイトにバス停名を入力したり探す時にこの名前を使います。
②バスの番号と種別です。急行、夜間バスなどのバスの種類については、冒頭でお知らせしたテルミニ駅前五百人広場バスターミナルのバスの乗り方編の記事をご参照下さい。
③バスの来る順番は上から順に読んでいきます。↓のすぐ下が始発バス停名です。③は一番下なので終点のバス停です。普通、バスの車体前方にはこの名前が表示されて走って来ます。
④はその他のインフォメーションなのですが、結構大事だったりします。運行曜日、時間が書いてあり、初めてのバス停でずっと待っていてバスが来ないのでおかしいなぁ~なんて思って読んでみると、早々午前中に運行が終わっていたりすることがあります。
↑ 同じく①は、このバス停の名前です。
②は、↓のすぐ下ですので、この671番のバスは Arco di Travertino が始発駅という意味です。
右横の "M" は地下鉄駅の意味で、この名前の地下鉄駅がありそこのターミナル(もしくはすぐ近く)からやって来ます。地下鉄の利用をしたい時に、バス停全体をざっと見てこのMマークが現在待っているバス停の位置から一番近いところにあるバス路線に乗るということも出来ます。
Mの右横に小さく書いてあるのは地下鉄のA線かB線かの種別です。A線はオレンジ色、B線は青色です。B線の例ですと、360番の中央辺りのテルミニ駅(Termini)の "M" の右横にAとBと鉄道の絵があるので、それぞれ利用できるという意味です。
③は今待っているバス停です。
④はカッコ内に "2 fermate" とありますが、長い通りにはいくつかバス停があることがあります。このアッピア通りには2箇所、停車しますよという意味です。
最後に、イタリアでは降りるお客さんがいない時には、バスは必ずしも全てのバス停で止まってくれるとは限りません。特にバス停で他に待っている人がいない場合、自分の乗りたいバスが遠くからやってくるのが見えたら、念の為、手をあげて意思表示をしましょう。
合図は普通に手をあげれば大丈夫ですが、時々、人指し指などをダンディにかつスマートに立て格好つける人(男性に多い)、踊る人(ローマだけかもしれませんが)がいますが、笑わない様にして下さいね!