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イタリア人女医さんの美の秘訣!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2014年4月28日
公開日
2014年4月28日
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過去に胃が荒れてどうしようもなくなり訪ねた時に、あっさりと、 "原因は生トマトの食べ過ぎですね~。薬は出しませんので、今日からトマトは加熱して食べて様子をみましょうね~。ふふっ。" と解決してくれた頼もしい女医さんは筆者のかかりつけのお医者さんのピンチヒッターの女医さんです。

イタリアにはかかりつけのお医者さん制度があり、筆者は家のすぐ近くの女医さんを選んでいますが、この先生はきれいなお方です。年齢は50歳台半ばだと思います。

また、先生が休暇中や病気の時に代理で来てくれるピンチヒッターの女医さん(60歳台前半か?)というのがこの生トマトを止めさせてくれた先生で、他にも色々発見していただき本当にびっくりしたのですが、こちらもきれいな先生です。(過去記事 イタリアの公的医療機関と国民健康保険サービス

お医者さんは携帯電話に24時間365日、患者さんから電話がかかってくるので忙しくおちおち休む暇もないと察しますが、いつもキビキビしていて、何より二人ともとてもパワフルです。

このかかりつけのお医者さんは、小柄で茶色の髪は肩ぐらいの長さで、いつもノーメイクでファンデーションも塗っていらっしゃらないのですが美しい先生です。

顔は一年中軽く日焼けしています。バカンスに行って日焼けしたのか、日常生活の中でうっかり焼けてしまったのか分かりませんが、シミの一個や二個や三個や四個は気にしないわという豪快さがある先生です。

"きれい" という感覚は、人の主観であったり好みにもよりますが、二人の先生はいきいきとしていて、人を惹きつける何かがあります。その辺りを皆、同様に察するのか、特別具合が悪くなくても先生のパワーを貰いに顔を出したり、挨拶だけをしに来る患者さんがいらっしゃいます。

先生に美の秘訣をこっそり尋ねてみました。

ご本人は、忙しいので特別何もしていないのよ!とのご返答でしたが、気をつけていらっしゃることというのがありました。

1. ストレスをためない様に気をつける。

2. ストレスがたまるのは社会生活をおくっている以上仕方がないことなので、たまってしまった場合の発散の方法を用意しておく。

3. 食生活に気をつける。

4. 良く休む。(限られた時間の中でも体を休めるように時間の使い方を工夫している。)

5. 好きなものを見つける。(趣味など)

6. 体を動かす。(先生はボクシングをやっていらっしゃいます。)

7. 良く笑う。全く楽しくなくても笑っているうちに楽しくなってくる。また、笑っていると周りも楽しくさせるので一石二鳥。

以上です。

美しさとは顔の造作が整っているということではなく(もちろんそのような場合もありますが)、魅力ある表情や声、ジェスチャー、話しかけやすさ、物腰などの内面から出てくるものです。

これらを総合して見た時に、美しい人は美しい調和を醸し出しているので、"魅力がある" と思わせるのだと思います。この調和は誰にも真似が出来ない、あなただけのオリジナリティーです。

人は、自分が忙しい時は自分のことで目一杯で、なかなか相手のことまで考える余裕がありませんが、そんな時こそ "優雅でたおやか" な心でいることが大切なのではと思いました。

医者の仕事は人の命もかかっているので、大きな責任が必要とされるとても大変なお仕事です。ストレスも相当あるでしょう。お医者さんの様に人を治せなくとも周りの人を楽しくさせたり、いい気持ちにさせたりする心のお医者さんは誰でも出来るので、冗談を言ったりして周りの人を楽しくさせることが出来なくても、この先生が言うように笑顔を与えるだけでも良いと思います。笑顔の威力は嬉しいことに万国共通です。

笑顔を作るのも慣れていなく難しい方は、唇の両端を上げる(フリでも)だけでもいいそうです。鏡の前でかわいい笑顔の練習してみて下さい。(男性の場合はかわいいとちょっと困るので、爽やかで誠実な笑顔の練習を。)練習していくうちに、筋肉がその様な形になってきます。

それも難しい方は、口紅やリップライナーを使って、常日頃から口角を上がり気味に描いておきましょう。(オバケのQちゃんの様に。イタリアでもそういう大胆なメイクのご婦人がいらっしゃいます。)

↑ 新鮮なお水をたっぷり摂り、色々な種類の食べ物を少しずつ食べて下さいとのこと。生トマトに注意です!

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